ｽﾄｰｶｰおんな､これもうﾎﾗｰだよ!

おんなは､朝の電車にも､夜の電車にも､ﾗﾝﾀﾞﾑに現れた｡きっと､おんなの仕事､私生活の都合のつく時は､徹底して自分のために時間を割いてくれていたんだろう｡ｱﾀﾏが下がります｡有難う､ありがた迷惑､通り越して､遥かに通り越して!ざけんなっ､失せろっ!!…
本当ｷﾓｲんだよっ!なにしろ､うっかり目が合ったりすれば｡ﾆﾀ――ｯって｡納豆のように粘り付く､おぞましい笑みを｡ｷﾓ過ぎ!!
で､もちろん､おんなが視野の片隅にでも入った瞬間!ﾀﾞｯｼｭ!!地の果てまでも｡車両移動｡1ﾐﾘﾘｯﾄﾙでも､おんなと同じ空気を吸いたくないから｡多分､ｽﾄｰｶｰ被害にあったことがある人なら分かってもらえると思うけど｡被害者側からすれば､つきまとわれれば､つきまとわれる程､相手に対する嫌悪感が益々増幅していくだけなんだけどね｡もちろん､そういう相手の気持ちに対する感性とか多少でも持っていれば､ｽﾄｰｶｰなんかにならない訳で｡かえって､こっちが嫌悪感とかを表情に出せば､相手と感情の交流が出来たみたいな誤解をするような連中｡まったく､つける薬もないし｡始末に終えないよね｡
で､さらにびっくりなことが｡ある日､取引き先での商談で直行するために遅い電車…