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偶にしかデートできてないから大人になっても初恋みたいに

2025年12月07日 00:38

偶にしかデートできてないから大人になっても初恋みたいに

待ち合わせの海辺「お待たせ・・・!♡」彼女の頬は桜色に染まり 走ってきたせいか
息が少し上がっている 紺色のワンピースが潮風に揺れていた

「そんな急がなくてよかったのに」彼が言うと 彼女は小さく首を振る 
「だって・・・久しぶりのデートだもの♡」「うん・・・俺も楽しみだった」

そう言いながら彼女の肩に触れた ほんの少し震えたその仕草に胸が高鳴る
海岸線を歩き始めると 足元で波が寄せては返す 夏の終わりの海は

少し冷たいけれど 砂浜を踏みしめる感触が心地よい
「あのね♡」彼女が突然立ち止まる「海に向かって願い事をすると叶うんだって・・・知ってた?♡」

「へえ~・・・どんな願い?」「秘密♪♡」
悪戯っぽく笑う彼女を見ていると なぜか胸が締めつけられる

大人になってもこんな気持ちになるなんて
海風で冷えた体を温めるために近くのカフェに入る 窓際の席へ

彼女を見つめるだけで・・・LINEでは毎日繋がっているけど・・・
スマホ越しの言葉よりも目の前にいる方がずっと素敵だと気づく

カフェの窓から差し込む陽射しが彼女の髪を柔らかく光らせる
こうやって会える日が一番幸せかも・・・♡」彼女コーヒーカップ

両手で包むように持つ その仕草があまりにも可愛くて思わずテーブルの下で手を握る
「っ・・・!♡」びくりと肩を揺らした彼女が顔を上げる 頬がほんのり赤くなっている

大丈夫?熱くない?」と訊ねると小さく頷いて「・・・うん♡」と答える
カップの中のコーヒーに映る彼女の姿が揺れている

帰り道 夕陽が水平線に溶ける頃 堤防沿いを並んで歩く
彼女無意識に袖を掴んでくる その小さな力が愛おしくてたまらない

「今日・・・本当にありがとう♡」耳元で囁くように言う声が風に乗る
「こちらこそ・・・すごく楽しかった」正直に伝える

寂しくならないように 無理に笑いながら 彼女を見つめる
「いつも可愛いけど 今日は特別素敵だ」

彼の手が彼女の腰に回されると同時に もう片方の手が太腿を這い上がる
布地越しにもわかる硬い指先の感触に 彼女の膝がかすかに震える

「分かる?・・・いつも以上に着飾って来たの♡」その言葉に呼応するように 
彼女の爪先が彼の脛をゆっくりとなぞっていく

ヒールのかかとが意図的に彼のふくらはぎに押し付けられ
革靴の革が軋む音が湿った空気に響く「このまま今日を終わりにしないよね♡」・・・

あなたに素敵な時間が訪れますように

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