映画「宝島」を観たよ！

久しぶりに映画館で嗚咽してしまった

戦果アギヤーのリーダー、オン（永山瑛太）
警察官、グスク（妻夫木聡）
学校の先生、ヤマコ（広瀬すず）
ヤクザ、レイ（窪田正孝）

それぞれアプローチは違うが目ざすところは同じ
舐められないで安心して暮らせる豊かな沖縄の島
に自分たちの手で一歩でも近づくこと

俳優たちの役に対する熱量がすごかった！

戦中戦後の沖縄の歴史とそこで生きてきた人々の
想いを理解しなければ、あの演技は絶対にできな
い！


私の話をする

まだ、20代の頃、沖縄本島を2週間かけ歩いた
当時、沖縄は日本に復帰してまだ10年余り
米軍基地の実体を知った
各地域のおじい、おばあたちに沖縄戦の体験、基
地が自分たちの生活にどう影響しているかを聞い
た
沖縄のおじい、おばあはとても温かった

人生観が変わる体験であった


おじい、おばあに聞いた話
〇沖縄戦では住民の1/4が殺された
〇島の海岸線のガマにはまだ遺骨が残っている
〇集団自決をさせられた（捕虜になると米軍のス
　パイになると考えられた）
〇終戦後、米軍に家や畑を基地のため強制収用さ
　れた
〇今でも在日米軍基地の70%以上が沖縄本島に
　ある
〇米兵による性犯罪、飲酒轢き逃げは後を絶たな
　い　犯人は基地に逃げ込めば処罰されない
〇米軍機、ヘリの墜落や騒音が生活を脅かしてい
　る

今でも忘れられない言葉がある

「1972年の日本本土への復帰運動では日の丸を
　振った」
「それは平和憲法の下に復帰することを求めたも
　の」
「しかし、復帰後も沖縄の基地はそのまま、米国
　が世界で戦争を起こせば、沖縄から戦闘機は飛
　び立つ」
「自分たちは、また日本に見捨てられた」


そして今！
高市政権は「台湾有事は日本有事」だと言い、沖
縄を最前線基地と位置づけ、戦争体制を強めてい
る

私たちはまた沖縄を見捨てるのか？！
いや、今度は私たちにも降りかかってくること！

軍拡競争は終わりがないよ！
国内経済を疲弊させ、国民生活を困窮させるよ！
中国とはこの一線を超えてはいけないよという軍
事力のラインを話しして決めるのが政治家だよ！
そんな話もできないのであれば、ただの戦争屋だ
よ！