- 名前
- 玉こんにゃく
- 性別
- ♀
- 年齢
- 43歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 「海を見ていたら自分の悩みがちっぽけに思えてきた」という人とはわかり合えないと思います。
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あの日コギャルだった私たち
2025年05月09日 22:55
声に出して読みたい日本語第2位は「生クリーム」です。
こんばんは。玉こんにゃくです。
「バリかっこいい」の「バリ」とか「ガチで」の意味がわからないらしい私の母。
まあ、「超」とか「very」の意味を持った流行り言葉なんだと思うが、改まって聞かれると答えられない。いや、答えられはするのだが自分でも釈然としないのだ。本当にそうなのか。本当にそれでいいのか。
「バリ」と「超」が同じ意味なら、より古い「超」がなぜ淘汰されずに生き残っているのか。
それはやはり「超」のほうが言いやすいからだと思う。「超」→「ちょー」→「チョー」→「cho」どんどんバカっぽくなってゆく。口が半開きになるからだろう。濁音もないので軽く発音しやすい。「バリ」は「バ」でいったん口を閉じるので体に力が入る。
私は「超〇〇」で育った。いつから口にしていたのかは記憶にないが、この表現が広まったのはなんと1980年代後半だったそうな。
こうなると、もはや「流行り言葉」の一言ではすまされない。現に一般語として広辞苑にも載っている(確認ずみ)。あのときコギャルだった私たちの勝ちである。
それこそ、1998年ごろ、俵万智だったと思うが、「っていうか」の用法に衝撃を受けたと語っていた。
文頭につけてそのあとのすべての文の意味を否定する言葉というのはかつてなかった、
というようなことを言っていた。間違っていたら、俵万智さん、私を殴ってください。
確かに「っていうか」や、もっと縮めて「てか」も息の長い日本語だ。
俵万智の言ったように、文頭につけてのちの文を否定するのが恐らく正しい使い方だろうが、今は、続く文を否定しない場合もある。「てか眠くね」とか(精いっぱいナウなヤングっぽさを出してみた)。
こういった言葉の変化を目の当たりにするのは楽しい。言葉が生まれ、使われたその先の運命をリアルタイムで追うのは、どんな映画や文学作品よりもエキサイティングでロックンロールな体験ではないだろうか。
「エモい」とか「泣ける」のような浅い言葉しか操れない(頭が)おこちゃまには、言葉を使って表現するということはこんなにもロックであると大声で伝えたい。








このデジログへのコメント
『バリ』は博多弁(九州弁?)から派生していってる気がしますねー。
私が子供のころは(そんな時代もありましたw)、頻繁に使ってましたから。
俵万智さんに敢えて殴られにいってる気がするのは気のせい?ww
> ふらふらさん
私も「バリ」は福岡発だと思います。バリ島だったおもろいけど(殴
「サラダ記念日」という言葉を生み出した方ですから、ぜひぜひ言葉で殴られたい。
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