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彼の言葉あるいは神について

2025年05月01日 21:44

今宵も志磨遼平のコラムとともに眠るのです。

こんばんは。玉こんにゃくです。

毎月楽しみにしている日が2日ある。
1日と15日。この日の正午に、私が神と崇めるロックバンドドレスコーズのフアンサイトが更新されるのだ。

サイトではライブ新譜のお知らせ、付録ラジオを筆頭にさまざまなコンテンツ(この言葉初めて使った)を、ドレスコーズのフアンが楽しめるようになっている。

中でも私が心待ちにしているのは、志磨遼平が綴るコラム。含蓄に富んだものやまったく取るに足りない駄文(!)など、同じ人物が書いたとは思えないほど毎回多岐に渡る。
志磨遼平及びドレスコーズにお金を払っても構わないという人のためのコラムなので、内容はここで詳らかにしないが、読書家で哲学的な彼らしい軽妙洒脱な文章が我々フアンの胸を打つ。
バンドの近況を知れるのもうれしいことだ。

「あの人のような文章を書きたい」と私が切望する人物はたくさんいるが、そのリストの最新ページに追加されたのが志磨遼平である。彼の文章のリズムを体内に取り込み、体中に巡らせたい。
志磨遼平の言葉は私の栄養分だ。彼の言葉がないと、私を私たらしめるものがないのと同様である。

ここまで書いて、ふと思う。
私は、私が神とまで崇める志磨遼平を紹介するのにふさわしい文章を書けているのだろうか。まさか!
神について書かれた文というのは洋の東西を問わず数多あるが、私の文がその仲間入りを果たしたなんて、恐れ多すぎて、烏滸がましすぎて口が裂けても言えない。いくら私だってそんなに図々しくはない。

志磨遼平の文才は、彼がさまざまなものとともに勝ち取ったものである。
寂しさ、困惑、音楽、バンド、そして孤独。代わりに失ったものの大きさも、我々フアンの知るところだ。

私はまだ何も獲得していない。孤独を引き受ける覚悟もない。
そんな私の前に、志磨遼平は今日も一人立つ。心の中に一陣の風を吹かせながら、孤独を歌う。愛を誓う。ロックンロールを響かせる。
彼の言葉を噛み締めながら、私も心の中に風を吹かせている。読んだ人の心の中に風を吹かせるような文章を書きたい。

そんな思いを抱えて、今宵も志磨遼平のコラムとともに眠るのです。

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