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怠け者について

2025年05月08日 22:35

知らないマダムに「ご両親に愛されて育ったのね」と言われて狼狽したことがあります。

こんばんは。玉こんにゃくです。

志磨遼平が「働かずに生きていけますよーに」と神に祈ったと知って大変うれしかった。

あれほど仕事のできる人でさえ、働かずに生きていきたいのだ。そこだけ抽出すれば私とまるきり同じではないか。そこだけ抽出すればね。

思えば私も子どものころから怠け者であった。本だけ読んでいたかった。文字の世界で夢だけ見ていたかった。
それなのに、保育園では昼寝だったかおやつだったかの後は全員外で遊ばなければならなかった。ふぁっく全体主義
私はない知恵を振り絞り、何とかして屋内で本を読めるように画策した。何のことはない。仮病を使うのだ。腹痛か頭痛を訴え、その日は本を読んで過ごすことに成功した。次の日も。たぶんその次の日ぐらいまで、私の幼い作戦は成功し続けた。
病気の知識が皆無であるため、先生に告げる病名は「腹痛(あえて「はらいた」と読んでほしい)」か「頭痛」。その二刀流で攻め続けた。大人に対してほぼ丸腰である。

数日後、今井先生に呼び出された。「晴れの日は具合が悪くて雨の日は元気なんだね」と。雨の日はもちろん全員室内で過ごすため、仮病を使う必要はなかったのだ。
私の動揺を今井先生は見抜き、しかしその割にあっさり解放されたような気もするがその辺の記憶は曖昧である。親に何か言われた覚えもないから、園からの報告もなかったのだろうか。だとしたらこんなに優しい人はいないだろう。

そのとき初めて、「怒られずに本だけ読んで暮らしたい」と望んだのだと思うが、言うまでもなく、その後は外で遊ぶようになり、読書は雨の日のお楽しみとあいなった。

病気を捏造してまで好きなことをやろうとしたのに、叱られるとあっさりそれに従う。昔からどうにも根性なしで、怒られるのが嫌いです。
それにもかかわらず、時を経て、先述の願いが叶ったと言ってもいいような生活を送れている。今井先生に教えたい。

怠け者がギリギリの状態で糧を得て生きている模様をお伝えするログでございます(違

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