- 名前
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- もう海外在住29年、定年もそろそろ始まり、人生のソフト・ランディング、心に浮かぶこと...
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教会内の子供たち
2007年08月28日 20:29
週末はグロニンゲン市の外縁、田舎の村々に散らばる小さなチャペルや農家の納屋を会場にしたフリー・ジャズ中心のジャズ・フェスティバルがあり、それに出かけた。
このフェスティバルは独特の雰囲気をもっている。 それはそこに出演する演者もさることながら参加者たちが普通ジャズの会場に集まるような顔つきをしていないことだ。 こう書くと語弊があるかもしれないがジャズ、に集まるような人間は、、、、というようなイメージは、何か、はすに構えた思わせぶりな、もしくは、ちょっと他とは変わった格好で、、、、、というのがどこでも一般に考えられているイメージで、これはどの国でも風刺でジャズが使われるときには大抵そのようになっているのだが、ここでは全くそのようなことはなく、強いていえば、リラックスした日曜の教会の礼拝というような雰囲気である。
幾つのか会場はそれこそ、見渡す限りの農地の中に20戸ほどしかない村の古く小さな教会で80人も入れば一杯になりそうなぐらいのスペースでそういう音響効果がすぐれたところで聴く現代音楽、ということもあるのかもしれないが普通のジャズ・コンサートと格段に違うことがある。
村々を縫って田舎道をたどって会場に行き着くルートは家族連れ、年配のグループが多いことだ。 特に小さな子供たちがフリー・ジャズを聴く光景は他ではあまり見られるものではない。 軽快なリズムを刻む一般のジャズであればそれに体を反応させる子供たちの動きは想像できなくもないが、無調、無拍子の、クラシックジャンルの現代音楽との垣根が分かちがたいフリー・インプロヴィゼーション音楽に聞き入るまだ5つ6つの子供たちを見ているとその子供たちの脳に生起する印象を想像して将来この子供たちが聴く音楽のことに興味が行く。
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