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円安 元安
2024年09月08日 09:44
新聞やテレビなどで 円安は良くないと心象操作してますが 私の意見は真逆です。確かに、昭和三十から四十年代は円安は、良くなかったです。
半世紀ほど経った今、同じロジックで話を組み立ててるので、結論変わってきます。
ポイントは、個人消費の輸入品と加工貿易の輸入品率。
昭和三十年頃は、『舶来品』と言って輸入品を個人で買ってました。ボールペン、お菓子から洗剤、化粧品、調度品、オシャレ着など。
高価で高品質なもの = 『舶来品』
でした。家計に占める割合もソコソコありました。ボールペンなど筆記用具はフランスのBIGというメーカでした。BIGは今でいう100円ライターも作っていて300円程度でほぼ独占してました。
そんな中で、日本で作れない輸入品だよりのものが値上がりしたら、家計を直撃しますよね。
でも、今は違います。ガソリン以外意図して海外のものを選ばない限り消費者が『輸入品』を直接買うことがありません。
なんなら、旅行者の反応を見ると私たちが日常で使っているものが、外国人から見ての『舶来品』の扱いを受けています。化粧品も、日本のブランド指定でお土産として購入されて行きますよね。
だから、円安の最大の悪いところである家計の直撃は 無いとは言えないけどかなり抑えられます。
円安の良いところは何処でしょう?
日本円で定価百万円の物を売ろうとしたら、為替が100円の時は10,000ドルになり為替が150円の時は 6,666ドル
になります。
どうです?アメリカ人にしたら円安でめちゃくちゃ安く買えますよね。誰も損はしてません。日本には同じ百万円が入ってきます。
予算の一万ドルにあと二千ドル足したらもう一台買えちゃいます。近々必要なら迷いません?もし、2台買ってもらったら 売上二百万円で、倍になります。濡れ手に泡です。
とは言え、材料輸入してるじゃん。となりますよね。
車にたくさん使われている鉄を例にとって考えますと、車1台作るのに30ドル分の材料を輸入する必要があったとすると、為替が100円の時は3,000円になり 為替が150円の時は4,500円になります。
故に、鉄の仕入れ値は11,500円となり15%の値上がりとなります。鉄などを含めた車を作る為の材料費が売値百万円の20%を占める200,000円とすると、200,000円のうちの15%の3万円の値上げになります。だから 百万円で売ったら損だから 103万円で売らないといけません。
だから
為替 100円なら 10,000ドル
150円なら 6,866ドル
輸入品に円安加味しても大して変わらなくない!?
からくりは、一次製品の場合 15%アップなのに対し、そっからまた加工するとその15%なので 2.25% しか影響しないということです。気取っていうと『付加価値が大きくなったから』
沢山手を加えればその分材料費の増加は吸収されちゃう みたいな感じです
昭和三十年頃は、日本車は海外では売れませんでした。鉄しか売れなかったから、円安の恩恵は輸出にさほど反映されなかったのですが、今のように付加価値が大きくなってきたら、材料原価が多少上がってもどこかで吸収できるレベルなんで大枠を考える時は考慮しなくてもよくなりました。
そんなわけで、加工貿易でも今の日本なら
『円安はウェルカム』なんです。
輸出で儲かれば皆潤うし、以前から言われてた人件費もアメリカから見たら(ドル換算で見るとわかりやすい)下がってるので給料も上がって当然の状況となります。わざわざ問題がある安い賃金の外国人を呼び寄せなくても済む事になります。
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元安
日本の円安は日本に利益をもたらす方が大きいですが、中華人民共和国の元安は状況が違います。中華人民共和国の貨幣価値を見いだせない故の元安なのでキツイです。
世界におけるは中華人民共和国製品の位置づけと 各国の豊かさが関わってきます。
中華製品は、数年で壊れるけど今の手持ちで買えるものでした。
例えば、ある村で水が有れば畑が広がり増収増益が見込まれる。手持ちが少いので壊れる事わかってるけど数年もつ中華製のモータを購入。幸いモーターが壊れる前に村民は飢餓の危機から脱し、数十年先の事まで考えるようになった。手持ちもソコソコ有るから立派な壊れないものが欲しい。前の中華製のラインナップには無いから 他の国のものを購入。
こんな感じでお客さんに余裕が出てくると要求事項が変わってくる。中華人民共和国もそれはわかっていたから、発展途上国が普通の国になる前に自国産業の付加価値を上げるよう努力した。太陽光発電設備、携帯電話等が付加価値の高い製品例です。発展途上国の発展の勢いが殊の外早く、ECを巻き込んでEV車を見切り発車。失敗。太陽光発電も失敗し、世界に売れるものが無くなった。
発展途上国が豊かにならないように手を尽くしたが効果は薄く、各生産技術も用意された部品を組立てる技術が主の習得しかできず、部品製作の技術はあまり習得できなかった。
『世界の(組立)工場』
の隠したかった () が露呈して失速。
元安により 高い値段で部品を買って安い賃金で付加価値の低い組立をやるしか無く とてもでは無いが 企業として採算は取れない。別に賃金が高くなった中華人民共和国でやらなくても、賃金の安い他の東南アジアの国々で充分だ。
ということで、外国資本も引き上げられ、中華人民共和国で何かやろうとしても手持ち資金がない状態。
日本のバブルと似ていると言う人もいるが、基礎技術力が全く違うので、今後は資源国としてしか各国から見られなくなる。
中華人民共和国の三十年の国策の失敗による元安なのでしばらく経済は立ち直らないと思う。
ステロイド薬でムキムキだったのが、薬を打てなくなって、反動で凄くしぼんだ筋肉になっていく感じだと思う。
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わかってもらえましたか?
円安 元安 同じ安でも売れる物が作れるか否かで全く違う事が
中華人民共和国で甘い汁を吸ってた人たちが忘れられず 日本になだれ込んで来ることが予想されますので 何とか食い止めないといけません。
幸い、アンチ日本教育をしていたみたいなので 米国に流れてくれると良いなと思います。
今、YouTubeでも 日本人ヘイトの動画が流れているようなので 自国の子供にトラウマを植え付けなければ良いなと思います。
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