デジカフェはJavaScriptを使用しています。

JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。

地方企業でも大いに医療に貢献出来るのです。心臓病パッチ シンフォリウム

2024年09月04日 13:57

福井経編は福井県の衣料素材メーカーですが、ある事で大学病院の教授から
人工血管をシルクで編めないかとの要求があった。
シルクは自動編み機では編むのが非常に難しい(切れやすい)のですが、
それを福井経編は成功していたので、前述のような問い合わせが舞い込んだと言えますね。
常日頃の地道な研究開発を続ける事の大切さを、この会社の社長(高木社長)は知っていたのです。
こういう事って好奇心や、やり遂げた後の世界を想像するわくわく感とかが無いと、
踏み込めない世界なのですよ。
大学病院の教授が要求したのは、人工血管(肺動脈)と心臓の穴が開いている部分を埋めるパッチでした。
ブレークスルーすべき難問として
患者幼女でしたから、成人になれば当然成長して行くので、人工血管もパッチ
大きくなる必要があるのです。
これは難問ですが、溶けて行く糸と溶けにくい糸を編み込む事で解決したのです。
2年後をめどに糸が溶け出すと、残った糸で構成された繊維が2倍まで広まるのです
②しかし編み目が広がってしまうので、血液が漏れる事になります。
これは編み方だけのスキルしかない福井経編では出来ません。大手繊維メーカー帝人
この難問を任せる事にしたのです。
これって人と人のつながりが無くては右から左に話が通りません。
まあ普段の付き合いが非常に大切だという事です。
帝人はこの繊維にゼラチンを使う事でブレークスルーしました。
特許申請していると思いますが、帝人福井経編と大学病院の共同特許と推測します。
帝人はこの人工血管と心臓パッチに使う繊維をシンフォリウムと命名して販売しています。
このシンフォリウムを使えば、子供達も大きくなってからも再手術を受ける必要が無くなります。
新しい製品を作るのは、ブレークスルーして行く過程でも再び難問が何回も立ちふさがるのですが
人と人が繋がる事で、又ブレークスルー出来るわけです。
このシンフォリウム福井経編という一衣料素材メーカーから始まって成功までこぎつけたわけですが
長い歴史の中で蓄積された技術というものは、好奇心と想像力と努力を積み重ねれば
優れた製品を生み出せるのです。
まだまだ日本には優れた製品を生み出せる素地があるという事です。

このデジログへのコメント

まだコメントがありません。最初のコメントを書いてみませんか?

コメントを書く

同じ趣味の友達を探そう♪

  • 新規会員登録(無料)

プロフィール

ゴルキチ

  • メールを送信する
<2024年09月>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30