太陽は気まぐれに

「帰ってきたあぶない刑事」を観てきました。
誰ですか、前回で最終章なんて言ったのは…制作側が言ったんだが。

前回というのは８年前の「さらばあぶない刑事」でした。
この時にタカとユージは定年退職したので、刑事としては確かに最後だったんですが、別の立場での復活となりました。
トオルさんはまだ退職しておらず、ふたりに巻き込まれる形に…面白かったです。

舘ひろしさんも柴田恭兵さんも、すでに70代。
さすがにそのお歳でアクション俳優はやらんじゃろ、と思いましたが、そんなことはなく。
ミッションインポッシブルもインディジョーンズもびっくり、とまではいかないけど、70代の俳優としてはもうびっくりを通り越してひれ伏してしまうレベルです…体、鍛えてるなぁ。
特に柴田さんは肺がんを患って克服されてますよね。
あんなに動けるものなのか、と、尊敬します。

そして8年前と同じく、悪役が素晴らしいです。
前回の吉川晃司さんも怖くてすごかったけど、今回の早乙女太一さんも負けていませんね。
女形出身で、かつて流し目王子と呼ばれた美しい顔立ちなのに、ひねくれた悪い表情がものすごく似合っています。
もちろんあらゆる世代の悪い奴をことごとく倒していくタカとユージがかっこいいわけですけど。

これでマジで終わり、なのでしょうか。
退職しても終わらなかったわけですし、また8年経ったら新作、なんてこともあるかも。
2人にはそれまで元気に活動していただきたいですね。
映画の中には回想シーンもいくつかあり、2人の若々しい頃の映像とともに、すでに亡くなられた中条静夫さんなども映し出されてなんだか切なかったです…長く続いた作品にはこういうことはありがちですけど。