- 名前
- hao
- 性別
- ♂
- 年齢
- 46歳
- 住所
- 香川
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遠距離恋愛が恋を熱くする?7
2024年04月06日 11:35
「う~ん、、私がどうこう言えるほど私自身立派じゃないし、、でもね、ひとつだけはっきり言えることはあるよ。」
「えっ?なに?」ドキッとしてさらに胸の鼓動が速くなってきた。ドキドキが収まらない。ひょっとして愛の告白、、!?うひょぉ―!やったぁーっ!!ついに僕にも彼女ができた!僕のかわいそうなおつむの中では素敵な夢物語がどんどん進んでいってた。
「〇〇くんはね、、すっごく不器用だなぁッ」
「???」不器用、、ハハ、、不器用、、ですか、、一気に目が覚めた。勝手に自分の中で盛り上がってたのが恥ずかしくて、今すぐにでも電話を切りたくなった。いきなりキツ~イ現実に引き戻された僕は、力なく言った。
「僕のどこが不器用なの?」
「あ、ごめん、不器用ってもしかして悪い意味にとっちゃった?もしそうならごめん、謝るね」
「不器用ってどんな意味があったっけ?」
僕は不器用という言葉がどうこうではなく、愛の告白がなかったことに対して落ち込んでいただけだったので、彼女のフォローは正直あまりうれしくなかった。しかし電話を切るということは絶対してはならないことなので、彼女の考えを聞いてみることにした。
「不器用ってね、あまりうまくないと思うんだ。いろんな意味でね。言いたいこと伝わってるかなぁ、、?伝わってほしいなぁ、、〇〇くんに、、」
彼女が続ける、、
「うまく立ち回っておいしいとこどりする人っているじゃない?おいしい蜜だけを吸おうとする人、、
なんかそういう人苦手なんだよね、、生理的に受けつけない。たとえうまくできなくても全力でぶつかっている人、苦手なことでもチャレンジしようとする人、失敗しても言い訳せず前を見据えて努力できる人、、いいよね、そんな人は。私は決してそんな人間じゃないけどね。でも器用に立ち回っておいしいとこどりだけして生き延びていくような人間にはなりたくないなぁ、、なんてね。ごめんね、えらそうなこと言って」
「ううん、すごく参考になったよ。」
「参考になった?」
「あ、いや、何でもないよ」
「「私ね、〇〇くんのね、不器用なところいいなって思ってるんだ」
「!!!!!」マジ?これって愛の告白じゃね?
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