総合商社と量子コンピュータの意外な組み合わせ

総合商社が量子コンピューターの新興会社に投資しています。
総合商社らしい先見の明です。
量子コンピューターは日本もかなり開発しているが、海外の新興会社も特徴のある
量子コンピューターを開発しています。
住友商事はカナダのノード・クオンティーク社に出資した。
このノード社は超低温で抵抗がゼロになる超電導回路を使って計算するタイプの開発を行っている。
ノード社の特徴はエラー訂正が出来るという事です。
量子コンピューターは繊細でノイズに弱くてエラーが結構出てしまう。
そのエラーを訂正しながら計算するという独自技術を確立しようとしている。
住商自身も物流倉庫で人員配置に量子コンピューターを使い、作業時間を３０％短縮した。
又自社の商品取引にも量子コンピューターを利用している。
三井物産はエラーの少ないイオントラップという方式の量子コンピューターを手掛ける
米英クオンティニュアムと連携している。
この方式の量子コンピューターの計算ソフトウエアの日本を含むアジアの優先使用権を持っている。
伊藤忠商事もザパタ・コンピューティングに出資している。
このように既に日本の総合商社は量子コンピューターの未来にいち早く投資して
日本の企業にも役立てるような地ならしを既に行っている。
素晴らしい。