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「QALA/カラ」レビュー☆

2022年12月05日 01:48

「QALA/カラ」レビュー☆

トリプティ・ディムリ主演他。1940年代インドガンジーが活躍していた時代に生まれた音楽一家の一人娘カラ(トリプティ・ディムリ)はやがて才能あふれる女性歌手へと成長し、目標にしていたゴールデンレコード賞を受賞しする。受賞インタビューに答える最中、カラは自らの過去のトラウマを思い返していた。暗い過去を抱えつつもスターへの階段を駆け上がったカラは、華やかな世界とは裏腹に、成功への重圧、母との複雑な関係、そして大きな不安に人知れず苦しんでいく。「ブーブル」で幻想的な世界観男尊女卑リアルを表現したアンヴィダー・ダット監督最新作。

4/10点!!「ブーブル」に続き、イヤミスじゃないけど鬱映画。インド映画では鬱映画をあまり観たことがなかったので、ダット監督の幻想的だけど鬱な世界観は独創的だと思います。ただ、物語の入り口は「どうなるんだろう?」という問題提起がはっきりあって、面白い材料が散りばめられているのだけど、そこからの展開が「まぁそうなるよね」というありがちな転がり方から、抜け出せていないんですよね。なので、入り口でワクワクした分、残念だし勿体ないなぁという気分で終わってしまう(>_<) あと1940年代というのが、本国の人じゃないと「ガンジー」しかヒントがなくてわからなすぎる。現代でも続いてるボリウッドの問題なら現代で描いても良かったのではないかと感じました。毒親と子の関係や状態はとてもリアルに描けていて、観ていて苦しくなりました。最後にメッセージが出たけど、一応、警鐘映画なのかな?毒親ってこういうのをたまたま観ても「可哀相に」とか完全に他人事で学ばないんですよね・・・残念なことに。救いのない鬱映画~~。2022年劇場未公開・NETFLIX作品。

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