- 名前
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- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「バルーン 奇蹟の脱出飛行」
2022年05月30日 00:02
空に壁はつくれない。1979年、東ドイツ・テューリンゲン州。電気技師のペーター(フリードリヒ・ミッケ)とその家族は、手作りの熱気球で西ドイツを目指すが、国境までわずか数百メートルの地点に不時着してしまう。東ドイツでの抑圧された日常を逃れ、自由な未来を夢見ていたペーターは、準備に2年を費やした計画の失敗に落胆の色を隠せない。しかし妻とふたりの息子に背中を押されたペーターは、親友ギュンター(デビッド・クロス)の家族も巻き込み、新たな気球による脱出作戦への挑戦を決意する。ギュンターが兵役を控えているため、作戦のリミットはわずか6週間。ふたりの家族は一丸となって不眠不休の気球作りに没頭するが、国家の威信を懸けて捜査する秘密警察の包囲網が間近に迫っていた―。なぜ、ごく平凡な家族は、世界が驚愕する脱出劇を成功できたのか?1979年、手作りの熱気球で東ドイツ脱出を目指した家族の勇気を描く実話サスペンス。
7/10点!!公開時行けなくてずっと観たかったけれど、なぜかツタヤになくてサブスクで発見したので鑑賞。不時着って意外と助かるものなのかな?猛スピードでは降下しないから?作中で描かれる東ドイツのペーター一家の生活はそんなに苦しそうではなくて、他の冷戦映画みたいに暗くてじめっとした色合いでもなくて、でも弾圧とかスーパーに物がないとか日々色んなことが長期的には暮らせないと判断したんでしょうね。国の威信の為に壁を越えようとしたものを殺すって感覚は、きっと一生理解できないと思う。命より重たいものなどないから。2時間超えているけれど、追手が常に迫っているような状況なので、緊迫感とスリルがあり、最後までハラハラドキドキでした。子どもを連れて命がけなんて状況に世界中がならないようにしなければならないのに、半世紀近く経った今でも世界は酷い有様だ。東に残してきたギュンターの両親は無事だったのだろうか?裏切者扱いはされなかったのかな?なぜ国や思想を前にすると命は紙のように軽くなってしまうのだろう?隣人でも殺せてしまうのだろう?と集団心理と人間という生き物の怖さが伝わってくる作品でした。2020年公開。
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