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「護られなかった者たちへ」レビュー☆

2022年03月28日 00:05

「護られなかった者たちへ」レビュー☆

佐藤健主演他。10年目の殺人―罪を犯してまで、護りたかったものとは。東日本大震災から10年目の仙台で、全身を縛られたまま放置され、“餓死”させられるという不可解な殺人事件が相次いで発生。被害者はいずれも、誰もが慕う人格者だった。捜査線上に浮かび上がったのは、別の事件で服役し、刑期を終え出所したばかりの利根(佐藤健)という男。刑事の笘篠(阿部寛)は、殺された2人の被害者から共通項を見つけ出し利根を追い詰めていくが、決定的な証拠がつかめないまま、第3の事件が起きようとしていた―。なぜ、このような無残な殺し方をしたのか?利根の過去に何があったのか?やがて事件の裏に隠された、切なくも衝撃的な真実が明らかになっていく。連続“餓死殺人事件。不可解な事件の裏に隠された、切なすぎる真実―。日本映画最高峰キャスト・スタッフが贈る、衝撃と感動のヒューマンミステリー

7/10点!!役所の人間まじこれ観てくれ。でも観ても「はいはい、よくあることでしょ」で片づけられちゃうのかな。辛いのはあなた一人だけじゃない、私たちはあなたたちの為に精一杯やってるとか言われちゃうのかな。お金は大事だけど、お金だけじゃないんだよ。親身になってくれる人がいる、守らなければならない人がいる、それぞれにそれぞれのケースや想いがあるんだよ。善意というナイフで人は殺せるんだよ。時にはお金があったって言葉や状況で追い詰められて人生を諦めてしまうこともあるんだよ。生活保護の申請が受けるにしても受けないにしてもそれが人生を諦めるきっかけになってはいけないと本作や世の中をみて、強く感じました。「人間が人間らしく生きる最低限度の生活」、ものすごく難しいことなのだろうけど、その最低限度が自然災害によって歪められたら、最低限度で生き延びてきた人たちはどうすればいいんだよと思いました。そこは何があっても、たとえ出来ない期間があったとしても動かしてはいけないラインだと思います。日本は自己責任とか人が人を助ける分野において、とても鈍いと感じることが多々あります。その傷は傷を受けた人が亡くなっても次世代へ続いていき、治療しなければ化膿していくわけで。人の痛みを他人事にしないで変えられることから変えられる人間になりたいと本作を観てあらためて思いました。2021年公開。

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