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「キャラクター」レビュー☆

2021年12月29日 01:14

「キャラクター」レビュー☆

菅田将暉主演他。もしも、売れない漫画家殺人犯の顔を見てしまったら?しかも、その顔を“キャラクター”化して漫画を描いて売れてしまったとしたら??漫画家として売れることを夢見る主人公・山城圭吾(菅田将暉)。高い画力があるにも関わらず、お人好しすぎる性格ゆえにリアルな悪役キャラクターを描くことができず、万年アシスタント生活を送っていた。ある日、スケッチに出かけた山城は一家殺人事件とその犯人(Fukase)を目撃してしまう。事件の第一発見者となった山城は、警察の取り調べに対して「犯人の顔は見ていない」と嘘をつく。それどころか、自分だけが知っている犯人を基に殺人鬼の主人公“ダガー”を生み出し、サスペンス漫画「34(さんじゅうし)」を描き始める。山城に欠けていた本物の【悪】を描いた漫画は異例の大ヒット。山城売れっ子漫画家となり、誰が見ても順風満帆の生活を手に入れた。しかし、まるで漫画「34」で描かれた物語を模したような、4人家族が次々と狙われる事件が続く。そんな中、山城の前に、再びあの男が姿を現す。「両角(もろずみ)って言います。先生が描いたもの、リアルに再現しておきましたから。」交わってしまった二人。山城を待ち受ける“結末”とは?描いてはいけない、主人公だった―。二人の共作、それは連続殺人事件体感型ダークエンターテインメント誕生!

5/10点!!前半のスピード感が悪くて、これ2時間以内に収めらたのではないかなと思いました。丁寧に描きたい、これも入れたいを優先した結果、作品としての完成度が著しく下がったイメージキャスティングもどこかで観たような顔ぶればかりで新鮮味がなかったけれど、その中でFukaseさんだけが先の読めない、初めてとは思えない完成されたキャラクターを演じ切っていて、物語の良いスパイスとなっていました。事件ものって観客を圧倒するような追走劇か余韻が残るような登場人物の強い想いみたいなのが作品の良し悪しを決めることが多いですが、本作にはそのどちらもが欠けていて、山城の譲れない部分も両角の闇ももう少し深堀すれば良くなりそうなのに勿体なかったです。2021年公開。

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