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「ファーストラヴ」レビュー☆

2021年06月25日 00:39

「ファーストラヴ」レビュー☆

北川景子主演他。なぜ、彼女は父を殺したのか?触れてはいけない、閉じ込めた愛の記憶。川沿いを血まみれで歩く女子大生・聖山環菜(芳根京子)が逮捕された。殺されたのは彼女の父親。「動機はそちらで見つけてください。」彼女挑発的な言葉が世間を騒がせていた。事件を取材する公認心理師の真壁由紀北川景子)は、自分の過去を知る弁護士中村倫也)とともに彼女との面会を重ねる。揺れる供述。歪んでいく真実。そして、重なる自分―なぜ、彼女は父を殺さなければならなかったのか?ファーストラヴに隠された事件の真相にあなたの愛の記憶も揺らぎ出す。島本理生直木賞受賞ベストセラーサスペンス、衝撃の完全映画化

10/10点!!原作読んでます。島本理生一番好き作家だけど、原作を読んだ時「これは一般層に伝わるのかな?」と思ったし、堤幸彦監督は「イニシエーション・ラブ」の見せすぎ大失態があるから不安でしたが、原作を見事にアップデートさせています(^^) 言葉にしにくい、他人に伝わりにくい感情を絶妙に映像化していて、視線で人を殺せるんだと思ったし、がんじがらめに囚えることすら可能なのだと見せつけられました。「そんなことで?」「逃げればよくない?」と言わせない圧倒さがありました。俳優陣もそれぞれ良くて、芳根京子は相変わらず、窓ガラスがあって良かったと思う程、突出した名演だったし、窪塚洋介は普通の喋り方出来るんだという新境地(演技面も(笑))だったし、北川さんも中村さんも木村佳乃もヒリヒリ痛む心の傷が見えるようだったし、北川さん演じる由紀が我聞(窪塚洋介)の絵を見て救われる瞬間は、泣きたくなるほど素晴らしかったです。誰しもが加害者になりうる事象を描いているので、多くの人に観てほしいし、言葉にしにくいものだからこそ、その正体を自身の中で突き詰めてほしい。傷つきモヤモヤしてきた過去の自分の心が浄化される“救い”の名作です。2021年公開。

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