- 名前
- ユリ
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- 年齢
- 42歳
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- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「グリーンブック」レビュー☆
2021年06月21日 00:10
ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ主演他。時は1962年、ニューヨークの一流ナイトクラブ、コパカバーナで用心棒を務めるトニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)は、ガサツで無学だが、腕っぷしとハッタリで家族や周囲に頼りにされていた。ある日、トニーは、黒人ピアニストの運転手としてスカウトされる。彼の名前はドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)。カーネギーホールを住処とし、ホワイトハウスでも演奏したほどの転載は、なぜか差別の色濃い南部での演奏ツアーを目論んでいた。二人は、<黒人専用ガイド=グリーンブック>を頼りに、出発するのだが・・・。差別が残る時代に、正反対の二人が挑む南部へのコンサートツアー。笑いと涙で観るもの全てを幸せに包む感動の実話に世界喝采!!旅の終わりに待ち受ける奇跡とは?
10/10点!!歌手がバーで歌う冒頭から「あ。これは良い映画だな」とわかる安心のスタート。そこからペースアップしていくわけではないけれど、立場とか心情とか言い過ぎないところとか控えめにいって最高、これぞ映画という名作でした(^^) 序盤のドクター・シャーリーがバーで殴られてしまうシーンでもう「彼はなぜこの旅を出ようと思ったのか?」と考えるだけで泣きそうになったし、何度も警察に車を止められるシーンがあるのですが、今この瞬間も黒人の人が白人警官に「止まれ、降りろ」と言われる恐怖が「ああ、これか。」とまざまざと伝わってきて、世界は大きくは変わっていないのだなと苦しくなりました。シャーリーの頑ななほどの丁寧な物腰、気品ある態度は通じなそうに見えて彼の最大の武器で、シャーリーがその態度を貫いていたからこそ、トニーは彼に敬意を払うようになったし、育ちが出るじゃないけれど、その精神が周囲の人々を変えていったのだと感服しました。でも、お兄さんと何があったのかな?吹きさらしに立たされているような生活の中で、孤独な戦いを続けるのはキツイだろうなと鼻がツンとなる切なさもあって。孤独でも正しさを守るために戦い続ける強さを学んだし、そういう人たちに寄り添いたいなと勇気を貰える作品でした。2019年公開。
このデジログへのコメント
おお、高評価ですね!これ気になってました。観てみよう。ヴィゴ・モーテンセンってロード・オブ・ザ・リングのアラゴルンの印象強いんですが、イメージチェンジできてますね。
とても良い映画でしたよね(о´∀`о)
> ロクロウさん
私も気になりながら今になってしまいました。私も指輪物語のイメージだったので、体重増やしててガタイの良いおじさんになっててびっくりしました(^^;)
> はらぺこさん
はい!早く観ればよかったですー。
ボクはこれどうもスッキリしなかったですねえ。トニーはイタリア系の友人のために体はったけど、物置で飯食えと言われたドクターのためには抗議もしなかった。あそこで「?」となったまま何年も考えてます。
> ひげひげさん
トニーはドクターの生き方に感化される流れだったので、自分は用心棒としては全力で仕事するけど、他の圧力はドクター自身が対処する力を持っていると敬意を払っていたのではないでしょうか?
> ひげひげさん
自分が守るほど弱い人物ではなく、一人の大人と大人として平等な関係を維持してるのかなと感じました。
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