- 名前
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- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「罪の声」レビュー☆
2020年11月18日 23:59
小栗旬、星野源主演他。35年の時を経て蘇る宿命。翻弄される運命。救うべきもの。本当の“罪”とは―。35年前、日本中を巻き込み震撼させた驚愕の大事件。食品会社を標的とした一連の企業脅迫事件は、誘拐や身代金要求、そして毒物混入など数々の犯罪を繰り返す凶悪さと同時に、警察やマスコミまでも挑発し、世間の関心を引き続けた挙句に忽然と姿を消した謎の犯人グループによる、日本の犯罪史上類を見ない劇場型犯罪だった。事件の深淵に潜む真実を追う新聞記者・阿久津(小栗旬)と、脅迫テープに声を使用され、知らないうちに事件に関わってしまった俊也(星野源)を含む3人の子供たち。「正義」とは何か?「罪」とは何か?昭和・平成が幕を閉じ新時代が始まろうとしている今、35年の時を経て、それぞれの人生が激しく交錯し、衝撃の真相が明らかになる。観るもの全ての心を突き刺す感動のヒューマン・ミステリーが誕生する。
5/10点!!悪事を働く人はそもそも誰かの不幸を願って事件を起こすわけだけれど、正義を騙って事件を起こす人間は、その先にいる被害者、被害者の周囲にいる人、永遠に消えない苦しみが続いていく人生を、想像出来ないのかも知れないと思いました。たとえ、その事実を突きつけられても、「そんなつもりはなかった」と逃げさえするかも知れない。学生闘争に参加した人たちは、過去を武勇伝のように語ったり、今も変わらず憤っていたり、「あの時は若かった」で済ませたりする人もいるけれど、自分や仲間が怪我をさせられたり亡くなったことは覚えていても、自分たちが対峙した警察の顔、怪我をさせ殺してしまった相手の家族や友人の苦しさを忘れることなく思っている人はいるのでしょうか?正義とは対話によってのみ成立するもので、故意の有無に関わらず、誰かを傷つけた時点で被害者は加害者になるのが、人間社会の理なのだと思います。世界も、こどもの頃は当たり前だったそのルールを無視しているから、争いが正当化され、不幸の連鎖が止まらないのだと感じました。望を演じた原菜乃華は出番は少ないけれど、真っ直ぐな夢や苦しみがストレートに伝わり、望と親友の願いが虚しく打ち砕かれた苦しみが痛いほどに刺さりました。彼らにとって、傷つけてもいい家族って何なのでしょうか?想像力がないのでしょうか?世間では愉快犯のような扱いの事件でも、こんなにたくさん傷つけられる人が生まれるのだなと、きちんと知ることが出来て良かったです。苦しいし、少し中だるみもあるから、せめて二時間にまとめて欲しかったけど、見応えのある人間ドラマでした。2020年公開。
このデジログへのコメント
動物は加害癖を持ちます
食して、美味を感じる時
他の命を絶つ後悔はない
「殺人=道徳的な罪」は
違いが殺し合わない為
倫理観・法律は、人為的
でも
被害者意識は別もの
全人が慮るべきですね
動物は加害癖を持ちます
食して、美味を感じる時
他の命を絶つ後悔はない
「殺人=道徳的な罪」は
互いが殺し合わない為
倫理観・法律は、人為的
でも
被害者意識は別もの
全人が慮るべきですね
> まんかつさん
そうですね。まぁ、法律は復讐を禁じるためが大きいですよね。
> ロイ(仮名)さん
レディ・ジョーカーを観ていないので判断ができませんが、内容的にもドラマっぽいので、放映待ちでもいいかもしれません。
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