- 名前
- もみのき
- 性別
- ♂
- 年齢
- 72歳
- 住所
- 京都
- 自己紹介
- 好奇心旺盛、そのくせこれといって誇れるものがない。 歳のせいで涙もろい、そのくせロマ...
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忘れたくない恋
2007年06月21日 21:15
私が勤めているのは、ビジネスの中心部の大阪の本町です。
御堂筋の銀杏並木が綺麗なところです。
今、その御堂筋は雨に濡れた新緑がライトアップされ、いちばん綺麗な頃です。
ちょうど何年か前の今頃、私は恋をしました。
それも、25歳も年下の人でした。
その人は以前の会社の顧問弁護士事務所に勤めている人でした。
雨の御堂筋を歩いていたとき、偶然会い話したのがきっかけで、付合いが始まりました。
銀杏葉の新緑のように、溌剌とした彼女の瞳に恋をしてしまったようです。
そして銀杏が黄色く色づいて散り、翌年新たな新緑を迎えた頃に別れ、その後しばらくして彼女は結婚をしました。
彼女の気持ちが分かったとき、私は年甲斐もなく夢を見ました。
もちろんその夢はすぐに消えた、というより実現するはずもない、うたかたの恋でした。
私にとっては、燃えるような恋でした。
そんな季節が毎年、雨の御堂筋とともに、思い出が訪れます。
風の便りに、その人が最近離婚したというのです。
・・・・・・・・・
「忘れたくない恋」 <作詞・作曲 五輪 真弓>
忘れたくない恋だけど
手紙をあなたに綴った
二人の出会いからの話
ポストに入れたら赤くもえた
あんなに熱い心寄せ合って
降りしきる雨の中に二人
さしたひとつの傘も
今はすぼめたままひらかない
銀杏並木が色づいた
季節になると思い出す
あなたの最後の姿
足早に歩く靴音
木の葉が散りおちて
雪のように舞い 凍えそうな
冬も二人しのいだ部屋に
もう灯りさえともらない
あしたは忘れるためのシールで閉じた
この手紙があなたに届けば
それでひとつの恋にさよなら
このデジログへのコメント
こういう曲があるんですね、せつない思いがとてもよく伝わってきます。
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