- 名前
- もみのき
- 性別
- ♂
- 年齢
- 72歳
- 住所
- 京都
- 自己紹介
- 好奇心旺盛、そのくせこれといって誇れるものがない。 歳のせいで涙もろい、そのくせロマ...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
事実は小説より悲劇
2007年08月15日 18:02
毎年9月近づいてくると思い出します。
7年前、私の身近で殺人事件が発生しました。
殺されたのは取引先の建設会社の社長です。
その社長とほんの2週間前にも飲みに行き、仕事の話や銀行紹介の話などいろいろビジネスで付合っていました。
事件が解決したのはその社長が失踪してから2カ月近くかかりました。
その間に、その会社のトラックが山奥の竹林の道でエンジンがかかったまま運転手が失踪して、トラックを運転していた従業員が近くのため池で原因不明の溺死をしました。
取引先である会社の私に、報道関係が取材に来ました。
もちろん私は犯人でないので、警察の捜査はありません。
捜査が進んで殺された社長の遺体が発見されました。
会社の資材置き場のドラム缶にコンクリート詰めされていました。
犯人は社長の小間使いをしていた社員でした。
その犯人の社員とも私は飲みに行ったことがあり、人を殺せるような男でなかったのです。
殺人の動機は、犯人の社員が殺された社長から、借金の肩代わりからひどい使われ方をしていたからだそうです。
ため池で死んだ従業員は犯人に加担した社員で自殺でした。
お盆で、こんな事件を思い出したわけではないのですが、これまでの人生を振り返っていて、ふと、思い出したことです。
この事件の後まもなく、私の会社は民事再生手続きに入り、倒産しました。
この建設会社も連鎖して倒産しました。
殺され、自殺して、犯人になった人々も、連鎖して倒産した会社の人々も、みんなが可愛そうですが、すべてが現実のことで、世にいう“事実は小説より悲劇?”でした。
このデジログへのコメント
コメントを書く