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趣味は読書、不覚、ゴドーを待ちながら

2020年07月22日 05:15

昨日はいつも通りに、家に帰って夕食を食べ、テレビを見たりしていた。
そして、そのまま眠ってしまい、一度起きた時、夜中の12時過ぎ。
それからテレビだけ消して、部屋の灯りもつけたまま、また眠ってしまい、目覚めたら朝の4時少し前。
アルコールも飲んでいないし、特に仕事がキツかったわけでもないのに。
電気釜を洗って、米を炊く準備をした。
もう一度、一時間ほど寝て、シャワーを浴びよう。

高校生くらいの頃、漫才ブームというのがあって、多くの漫才師アイドル並みの人気だった。
その中で「星セントルイス」というコンビがいて、「田園調布に家が建つ」などのギャグで売れたが、他の漫才師達と一線を画して距離を置いていた。
一時演劇の方に行き、「ゴドーを待ちながら」という芝居に出た。
僕は見てはいないが、芝居に出たことは知っていて、その時から「ゴドーを待ちながら」は気になっていた。
あれから40年、先日購入して昨日から読み始めた。
セントルイスがこの芝居をやらなかったら、この作品は読まなかったか、或いは興味を持たなかっただろう。
戯曲だから、基本的にはほとんどセリフ
さらっと読み進められると思ったが、何しろ注釈が多い。
セリフというものに、そんなに意味が込められていたのか。
中には、こじつけではないかと疑うような、解釈もある。
象徴、隠喩、暗喩、諧謔、僕がむしろ表面的なところばかり読んでいたのだと、知らされるようである。
今までの読書も、浅はかなものだったのではと、ハッとさせられる。
映画でも、何度か見ると細部に目が行って、色々気づくことがあるが、こうなると一読くらいでは、読んだなどと言えなくなってくる。
しかし、同じ本を何度も読むような、時間の余裕は僕の年齢からいっても、あまり残されていないだろう。
一読を大事にしなければ。

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