- 名前
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- 飲食店で激務の傍ら、休日は愛車と気ままなお出かけをすることが多かったのですが、最近は...
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小顔に憧れて
2007年05月23日 17:19
なんだか妙に歯が痛いぜ。
下アゴの奥歯にかゆみに似た痛みを感じるようになった。歯ブラシが触れた程度の刺激でも痛みが走るのだから始末が悪い。
こいつは虫歯の兆候なんだろうか。ここ10年ほど歯医者の世話になることなく過ごしてきたのだが、いつまでも無縁でいられるほど健康ではなくなってきたようだ。
仕方あるまいと思い、ずいぶんと久しぶりに歯科の扉を叩いた。
結果から言えば、虫歯ではなかった。
歯の表層が少し磨耗しているために神経が過敏に反応しているのだろう、という診断だった。治療といえば、痛みを訴えたところに薬を塗ったぐらいだった。
そんな次第で診療を終えたわけだが、思いがけない副産物を目の当たりにすることになった。診察時に「念のために」ということで撮ったレントゲンである。そこには、下アゴの歯列の奥に、縦ではなく横向きに待機している親知らずの根っこが写っていたのだった。
幸いなことに俺の歯並びは悪くないのだが、上下ともに第3臼歯が生えておらず、本来よりも4本少ない28本の永久歯で歯列が形成されている。
矯正の必要がなくてラッキーという程度にしか考えていなかったが、もしも親知らずが「正常に」生えてきていたら、歯並びはがたがたになっていたかもしれない。
歯並びが悪くなる原因は顔の形が変化して、アゴが小さくなっていることにある。
体の機能は使わなければ次第に退化していく。もともと人間のアゴは四角くがっしりとしていたのに、軟色志向の食生活がそれを淘汰していったようだ。それにもかかわらず、歯の大きさや本数は昔からほとんど変わっていない。絶対的なスペースが足りていないのだ。さながら「おしくらまんじゅう状態」というわけである。
ファッションの観点から言えば、顔はでかいよりも小さいほうがいい。
不細工よりもイケメンのほうがモテるのが現代の潮流だが、顔が整っていれば全てよしというわけではない。端正な顔立ちである上に、小顔で足の長いスタイル抜群の人種が真の美形というものだ。非モテの俺からしてみればうらやましいものである。
しかし、そのしわ寄せとして生活に必要不可欠な歯への悪影響があるのなら、単純に憧れてもいられない。すらっとしたモデル体型はひとつの美しさであることには違いないが、その反面で生物としてものすごく退化しているのは考え物ではないだろうか。
ただ俺の場合は、たまたま親知らずが生えてこなかったおかげで、かろうじて歯並びのよさが保たれただけだ。退化の一群にもれなく属していることは懸念される。
小顔に生まれたからといって必ずしも不正咬合が起きるとは限らないが、可能性が高いという点では美形であることもなかなか刹那的ではないか。
美形かつ歯並び良好ならいいのだけど、そう都合よくいかないものである。
このデジログへのコメント
えりは親知らず4本斜めに生えて来てめっちゃ痛かった。神経を傷つける恐れがあるとかで大学病院で抜いた。
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