- 名前
- 一徹
- 性別
- ♂
- 年齢
- 74歳
- 住所
- 和歌山
- 自己紹介
- 高野山大学3年に編入、空海の哲学や当時の文化を学ぶ
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下心
2007年05月22日 21:29
世田谷線に乗ったら、一番前の席が空いていて、即、座れためったにないラッキー。次の駅で乗り込んできた女子高校生がその場で崩れるように床に座り込んで肩で息している。世田谷線は、ローカル線そのものなので、運転士は、運転をやめ彼女の顔を覗き込んで声をかけている。俺は、とっさに彼女の背中に手を伸ばして“ここに座りなさい”と席を譲る。何も下心のない善意そのものだったからセーター越しに彼女の背中に触れてしまったことに非難はなし。先週、下北沢で到着した電車のドアが開いたら人間が転がり落ちてきた。周りの人が数人掛りでもう一度車中に戻し出発、俺よりやや年上の男性、かなりお疲れの様子で床に座り込んでいる、多分ドアによりかかって座り込んでいて開いた拍子落ちてきたのだと思う。全然助けなかった、ごめんなオヤジ。がんばっていきぬけよ。女子高校生は熱があるみたいで肌は蒼白、座っていてもつらそう。目があったら必死になって俺に礼を言う。どこまで帰るの?用事がなければ送っていこうかとも思った。川崎?遠いな、送れないかな?遠いからこそ心配だから送っていくべきじゃないか、一人で煩悶した。どこまでが小さな親切で、どこからが下心のなせる技といわれるのだろう?小さな親切大きな下心
。どこかに電話をしているのを確認して、自分の予定に戻る。つらいときに、動けないときに見知らぬ人が示してくれる親切って助かるよね。やっぱり送っていくべきだった。下心抜きで
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