- 名前
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「散歩する侵略者」レビュー☆
2017年09月15日 01:19
長澤まさみ、松田龍平主演他。世界は終わるのかもしれない。それでも、一緒に生きたい。数日間の行方不明の後、不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海(長澤まさみ)。夫・真治(松田龍平)は会社を辞め、毎日散歩に出かけていく。一体何をしているのか・・・?その頃、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発する。ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は取材中、天野(高杉真宙)という謎の若者に出会い、二人は事件の鍵を握る女子高生・立花あきら(恒松祐里)の行方を探し始める。やがて町は静かに不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へと動く。「地球を侵略しに来た」真治から衝撃の告白を受ける鳴海。当たり前の日常は、ある日突然終わりを告げる。<家族><仕事><所有><自分>彼らは私たちの大切な<概念>を奪っていく。信じられないことが起こる今の時代に届ける、切ない愛の物語。
9/10点!!どちらかしか愛を知ることが出来ないなんて切な過ぎる。「ロスト・エモーション」の世界でしたが、本作はそれにマイナス「概念」。よく、「概念に囚われるな、縛られるな。」と言いますが、それさえも「自己解放」という概念を知っていてこそ。それに、「概念」は人によって全然違うものでしょう?たった3人で示し合わせようというのは無理があるでしょう(^_^;) 侵略者の彼らは、「仲間」などの概念はあるのに、「恐怖」など感情面が著しく欠落しているようで。帰ってきた真治に再び希望を持ち愛し始める鳴海。そんな彼女に何か分からないけど、感じ始める真治。侵略者と互いに奇妙な友情を抱き始める桜井。静かで不穏な雰囲気はいつもの黒沢ワールドでしたが、華がある長澤まさみ、若い俳優さんが二人入っていたので勢いがあり、眠くはなりませんでした。松田龍平は変な人を演じるのが抜群に上手いので、真治はハマり役です。表情筋は動いていないのに、目の奥の色や雰囲気だけであらゆる感情を表現出来るのが、凄い俳優さんだと思います。侵略者たちが初めて知った他人を想うという感情をなしにしてしまうのは、切なかったです。鳴海は愛で出来た人だったんだなぁと。幼稚園児たちが「皆友だち、仲良し」という概念を植え付けられ、激しいいじめには発展しないように、「敵」「ウザい」「排他」といった概念を人間からなくしたら、果たして平和は訪れるのだろうか?と、なんか人間について考え、切ない生き物だなぁと感傷に浸ってしまう作品です。2017年公開。
このデジログへのコメント
いつも読ませて頂いてるけど、レビュー、
今回特にとっても、良いです(*^^*)
とっても、とっても、でも静かに、「観たい」
と思ったレビューでした。
そして、こういう映画もとても好きです(^-^)
はらぺこさん
ありがとうございます照。それがTOHOで観たのですが、両隣(片方が4DX)でダンケルクをやっていて、私が見たシアターもダンケルクの爆発音が響いてて地震かと思ったくらいでストレスが涙
おはようございます
松田龍平さんは穏やかな中に激しさを秘めているようで
好きな俳優さんです
最初に観たのは「恋愛寫真」だったかな~
なんか切ない作品でした
> Re友(リュウ)さん
恋愛寫眞、GYAOで配信されていましたよね(^^)私は「ジヌよさらば」が笑えて最高に好きです。
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