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少し成程話:自分を高める最も効果的な方法
2017年04月16日 23:41
だいぶ桜も花が散りましたね。あまり桜ゆっくり見れてないな。仕事の帰宅が23時付近が当たり前になってきているから必然的に時間がとれなくなってるのかも。もう少し余裕がほしいと思ってしまいます(^_^;)
さて、今日は‥‥
自分を高める最も効果的な方法のお話です。
自分をもっと高めたい、磨きたいと思ったとき、最も効果的なのは「環境を変えること」です。
孟子の母が、幼い孟子をより良い環境で育てるために三度引越をしたという「孟母三遷(もうぼさんせん)」。
大人は自分に対して「孟母三遷」を実行すればいいのです。
私は会社を辞めましたが、スクールやセミナーなど外部に新たな環境を求めるのも手です。
何にせよ不安は伴います。
とくに向上心から新しい環境を求める場合、自ずと従来よりもレベルの高い人たちの中に入っていくことになる。
「自分がこのレベルについていけるだろうか・・・」という不安が出てくるのは当然のことです。
でも安心してください。
最初はレベルの差があっても、「集団のホメオスタシス」によって自然と集団の平常値レベルに引き上げられていきます。
思ったよりも早く、レベルの差を感じなくなっていることに気づくはずです。
華僑の大富豪が教えてくれた「中国古典」
大城 太 著
三笠書房
ホメオスタシスとは、生物の体内の状態を平常に保とうとする性質です。
平熱よりも体温が上がれば汗を出して下げるなど、普通の状態に戻そうとする調整機能を働かせるもの。
さらにこれは、個々の人間だけではなく、人間の集団にもあるそうです。
例えば、何かにおいてレベルの高い集団の中では、レベルの低い状態が「異常」となり、レベルの低い人は、集団のホメオスタシスによって「平常」レベルに引き上げられます。
逆も然りで、レベルの低い集団の中に一人だけレベルの高い人がいたら、それが「異常」となり、集団のホメオスタシスによって引き下げられてしまいます。
もちろん例外もあるでしょうが、ほとんどの場合はこのように「自分が身を置く場所」の平均になろうとします。
そう、意識しない限りは。
普段つき合う人5人を見れば、大体その人が分かると言われています。
類は友を呼ぶのです。
だから孟子の母は、意識的に環境を変え、学べるように仕向けて行ったのでしょう。
イソップ物語より「ロバを買う男」のお話しを紹介して終わります。
一人の男がロバを買いに行きました。
ロバの飼い主が1頭のロバを薦めてきたのですが、そのロバがどんなロバかも分からないので、買う前に一度連れ帰ってみて、そのロバを確かめることにしました。
ロバを家に連れて帰り、ほかのロバがいる藁小屋に入れてみました。
するとロバは・・・
仲間の中でも、一番なまけもので、一番大食いのロバと仲良しになりました。
これを見て男は、元の飼い主のところに返しに行きました。
元の飼い主は、どうしてそんなにすぐ、ロバの性格を見抜いたのだと尋ねました。
「なあに、何をやらせてみた訳ではない。
ただ自分と仲良くなったやつと同じ性格と見た訳さ」
『人はその友達によって知られる』ということは、昔から知られていたという事ですね♪
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