- 名前
- ユリ
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- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ」レビュー☆
2016年11月22日 20:56
コリン・ファース主演他。傷ひとつ残らないなら、真の友情とは言えない―ある日、編集者パーキンズ(コリン・ファース)の元に無名の作家トマス・ウルフ(ジュード・ロウ)の原稿が持ち込まれる。彼の才能を見抜いたパーキンズは、感情のままに、際限なく文章を生み出すウルフを支え、処女作「天使よ故郷を見よ」をベストセラーに導く。そして更なる大作に取りかかるふたりは昼夜を問わず執筆に没頭。パーキンズは家庭を犠牲にし、ウルフの愛人アリーン(ニコール・キッドマン)はふたりの関係に嫉妬し胸を焦がす。やがて第二作は完成し、またも大ヒット。その一方で、ウルフはパーキンズ無しでは作品を書けないという悪評に怒り、二人の関係に暗雲が立ち込める。果たして、立場を超えて生まれた二人の友情の行く末は―?コリン・ファース×ジュード・ロウ、絶頂期を迎えた2人の名優が初共演!名作誕生の裏側に隠された、友情の絆を感動的に描いた実話。
8/10点!!冒頭から逸作の香りが・・・世界恐慌時代のアメリカかな?駅のガヤガヤした雰囲気や駅舎の荘厳でくたびれた佇まい、走り跳び乗る人々、私は生まれていない時代ですが、眼を閉じて音を聴くとタイムスリップしたようでした(*´∇`*) めっきりセクシーなオジサマになったコリン・ファースとジュード・ロウ好きには必見。コリン・ファースとジュード・ロウが諳じる名文の数々にウットリしていました(*´-`) ジュード・ロウの“L”の発音のセクシーなこと!( 〃^^〃) 二人とも朗読が上手で、寝る時に枕元で諳じて欲しいなぁと思ってしまいました(笑)それにしてもコリン・ファースとニコール・キッドマンは共演し過ぎではないですか?ジョニー・デップとヘレナ・ボナム=カーターみたいに見えてきました(^_^;)ジュード・ロウのずっとテンションを維持するお芝居は大変だったろうな。目元に真っ黒なクマを作ってヨレヨレなのに眼の中はどう猛な動物のようで、今までに観たことのないジュード・ロウでした。トマスは終始、不安定で、でも書くものは天才、何かを語るのに溢れんばかりの表現が頭を駆け巡って倒錯状態なのが、すごく伝わってきました。当初、トマス役はマイケル・ファスベンダーが演じる予定でしたけど、ジュード・ロウで正解だったと思います。奇才で扱いにくい中にある、とびきりチャーミングで人を惹き付ける感じがよく出ていました(*^¬^*) トマスは作家と編集者の関係を簡単に飛び越えてきてしまうタイプの作家で、パーキンズは二人の関係性を保つのが大変だったろうなと苦笑してしまいました(^_^;) 互いに大切な存在だと理解りながらも、仕事相手としての距離を保たなければと奮闘するパーキンズの姿は恋愛関係そのもので、アリーン(ニコール・キッドマン)がブチキレるのもよくわかりました(^_^;) 自分が生み出した作品を一文でも削られるのは、自分の子どもを貶されているのと同じくらい辛くて、編集者はいかにそれ以上のものを一緒に作り出せるか、作者は良き作品にするために突き進めるか、絶妙な相性の中で名作は生まれるのだなぁとビシビシ感じました。パーキンズが帽子を外すシーンは切なかったなぁ、余韻がすごく残ってます。特別、面白い展開になるわけではないですが、英米文学好きにはたまらない特別なビターチョコレートを一粒頂いたような作品です。最後まで二人の競演に惹き付けられました(*´∇`*) 2016年公開。
このデジログへのコメント
これは!映画館へ見に行こう(^^
って思える映画見たいですね(^O^
ところで、明日は紅葉見に行ってきます(^^/
> はらぺこさん
紅葉どこに行かれるのですか?ベストセラーは神奈川の単館で観たので都内近郊では、もう少しで上映終わっちゃうと思います。
紅葉は私のログに写真付けてるので、良かったら見てみて下さい(^・^)
> はらぺこさん
ありがとうございます(^^)
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