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成程話:子どもの頃の才能
2016年09月06日 23:54
子どもの頃の才能についての話。
じつのところ、神童と呼ばれた人が大人になって世界を変えることはまれだ。
心理学者の研究によると、歴史上もっとも優れ、多大な影響をおよぼしている人たちは、子ども時代にはさして才能に恵まれていたわけではない。
天才児を大勢集めてその一生を追跡してみたとしたら、同等の家庭環境に育つふつうの子どもたちよりも、とくに優れているわけではない。
これは直感的に理解できることだ。
才能に恵まれた子どもたちは、学問的な知識は優れているけれども、社会でうまく生きていくための知識に欠けていると、みな思うだろう。
知的な能力があっても、社会的、感情的、実践的なスキルに欠けているのでは?
だが研究の結果を見てみると、この説明だけでは不十分なのだ―――才能に恵まれた子どもたちのうち、社会的問題や感情的問題に苦しんでいるのは、四分の一に満たないのである。
大部分はうまく社会に適応しており、社交の場であるパーティーでも国語検定大会と同じように楽しく過ごしている。
ではなぜ、天才児は才能にも野心にもあふれているのに、世界を進歩させるようなことを成し遂げられないのかというと、「オリジナルであること」、つまり独自のことや独創的なことを率先して行う術を学んでいないからだ。
ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代
アダム・グラント著
シェリル・サンドバーグ解説
楠木 建 監訳
三笠書房より
研究によると、創造性のもっとも高い子どもたちは、教師に好まれないそうです。
逆にいうと、教師に好かれる子は、創造性が低いともいえます。
「よい成績をとろう」という意欲が足かせになっているそうです。
心理学者のトッド・ルバート・スターンバーグ氏は、「成果をあげたいという欲求が中程度を超えると、創造性が低下するということが実証されている」といいます。
成功への意欲があればあるほど、失敗への恐れゆえに、変革を恐れる傾向にあるのです。
挑戦せずに、無難な道を行こうとすると、安定するかも知れませんが、大きな飛躍は期待できないでしょう。
子どもの頃、才能がないと思われていたとしても、それは相手の理解できる容量を超えていたからかもしれませんね(笑)
いずれにしても、挑戦し、経験していく人生にしたいですね♪
アレクサンダー・ロックハートは、著書の『自分を磨く方法』の中で、「間違いを犯すことを恐れるあまり新しい挑戦を避けることが、最大の間違いかもしれない」と述べています。
ヴァージン・グループ創業者リチャード・ブランソンはこう言います。
「安易な選択が出来る機会も一杯あったが、あえて難しい方を選び挑戦して来た。
その事で、人生はより内容の濃いものになった。
成功した時の満足感は素晴らしい」
深いですね(*^_^*)
社会は、挑戦する人を望み、応援しているように思います♪
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