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藤沢周平『用心棒日月抄』

2016年02月26日 21:08

オモテでは、時々オススメ小説マンガ、映画なんかを紹介してみようかな、と。
今日は、時代小説で俺が大好きな『用心棒日月抄』(新潮文庫)です。

主人公・青江又八郎が実にいい。
東北の小藩で馬廻組に勤める身でしたが、梶派一刀流の道場で師範代を任せられるほどの腕前。
その青江が、藩の政争に巻き込まれることになった挙句、襲撃を返り討ちにして人を斬り、脱藩して江戸に逃れます。
江戸で暮らすために口入れ屋「相模屋」に仕事を貰い……つまりは派遣労働者だな。慣れない江戸での生活を送ります。

作品は短編を積み重ねた連作長編で、特筆すべきはその一編一編を貫くタテの糸として『忠臣蔵』があることですね。

人気の高かった作品で、著者の藤沢周平は続編を書くことにして「孤剣」、「刺客」、「凶刃」とシリーズ化します。
どれも面白いんですが、俺的に「凶刃」だけは微妙です。シリーズの終焉を強く感じてしまうのが辛いからなんですが、4作目の「凶刃」だけ前3作から年月が経っててね……ん~。(苦笑)

ともあれ、普段時代小説を読まない人にこそ、特に薦めたい小説です。楽しいぞ。

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