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ガンコ職人? 大っ嫌い!(笑)

2016年02月13日 22:38

よくテレビや雑誌なんかで紹介される「ガンコ職人」っているじゃないですか。

特に、お客さんに対して乱暴な言葉吐いたり、怒鳴ったりしてる輩。
俺、あ~いう奴等が大っ嫌いなんですが(爆笑)、結構「まぁ、職人さんってあんなもん」って我慢する人もいたりして。


しかし。面白い話を聞きました。


なんとなく、ガンコ職人ルーツって江戸時代職人とか、そんな感じしません?

ところが、文献調べてもそんな職人出て来ないんですって。


文献じゃなくて、そんなガンコ職人が出てくるのは……落語の中なんです。


――江戸の町は、放火窃盗が多かったらしいです。
だから、「鬼平犯科帳」の長谷川平蔵みたいに「火付盗賊改方(云わば、放火窃盗専門警察)」なんてのがいたのね。

で、防犯と火事になった時の延焼を防ぐために、江戸の各町は町木戸で遮られていました。夜間は木戸が閉まっちゃうので、町からよその町に行くには木戸番に頼んで木戸を開けて貰うのね。
町には自身番って、まあ交番に近いかな、町運営の場所があって……要は、いまより「町」にコミュニティとしての存在感があったんです。

「××町の○○衛門」「生粋の××町っ子」って言い方するじゃないですか。
それがステータスになる時代だった。

時代劇商人が「この町に暖簾を出させて戴いて早や15年……ようやく少しはこの町の住人らしくなれたかな、と思っております」とか言う、そんな感覚。

そんな場所に「ガンコ職人」がいて、シロートや客相手に喧嘩吹っかけるような態度でいたら……喧嘩っ早い江戸っ子です、ただで済んでる訳がない。
「町」の存在感大きいし、いまよりずっと「町単位」なんですから町内じゃ煙たがられて爪弾きにされ、客は減るだろうし悪くすればその町にいられなくなるかも……。


もうお解りだと思います。
「ガンコ職人」って、落語家ギャグなんです。
そんな奴、いね~よっ!ってツッコミ期待した。


職人は客に乱暴で、怒鳴りつけたりするものって思ってる人は、故・赤塚不二夫氏描くところの目ン玉つながりのおまわりさんがピストル撃ちまくって「タイホするぞ~!」って叫んでる姿を「現実の警官ってああなんだ」って誤解してるようなもんなんです。


実際の職人の姿は……客の無理な注文をその腕で実現させる、客本来の仕事をしていた人たちなんです。


客に怒鳴ってる奴……バッカじゃねぇの?

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