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【★今日の事件簿3/女子高生コンクリート詰め殺人事件・1988年】

2015年03月29日 08:09

【★今日の事件簿3/女子高生コンクリート詰め殺人事件・1988年】

【★今日の事件簿3/女子高生コンクリート詰め殺人事件・1988年】


女子高生コンクリート詰め殺人事件とは、1988年11月から1989年1月の間に、

東京都足立区綾瀬で起きた事件である。

この事件は、加害者が全て少年(未成年者)であったこと、犯罪内容が重大・悪質で

あったこと、犯行期間も長期におよび、少女監禁されていることに気づいていた

周囲の人間も被害者を救わなかったことなどの点で社会に大きな衝撃を与えた。

事件現場となった家庭は、両親が共働きで留守がちであったこと、家庭内暴力で、

子供を恐れていたことから、自宅2階6畳間の部屋が不良交友仲間のたまり場と

化していたと見られている。


誘拐の経緯は、バイト帰りの女子高生自転車を少年Cが蹴り、少年Aが親切な素振り

近づき、「お前はヤクザに狙われている」「俺が助けてやる」と言い、

ホテルに連れ込んで女子高校生強姦し、事件の現場となった家の自宅2階の居室に

監禁した。少女を帰そうとせず、輪姦性器にビン・マッチタバコなどの異物挿入

裸踊りや自慰行為強要タバコを2本一度に吸わせる、シンナーを吸わせたりした。

少女は少年らの隙をついて警察に通報したのだが、少年Aに見つかり阻止され、

その腹いせに足にライターのオイルをかけて火で何度もあぶるという暴力行為をし、

彼女の焼け焦げた足の腐臭をうとましく思い、強姦の対象から暴力へと変貌し、

1m以上も上から鉄棒を腹に落とす、トイレにも行かせず飲料用紙コップに

排尿させその尿を飲ませる、1.6kgの鉄球付き棒で、大腿部を数十回にわたって

殴打したり、被害者の脇腹部、脚部などを多数回にわたって手拳で殴打し、

全身が血だらけになり目の位置がわからなくなるほど、顔を膨れ上がるほどの

殴る蹴るなどの行為を繰り返し、少年Bが「なんだお前でっけえ顔になったな」と笑う、

真冬の時にベランダに裸で放置、顔面に蝋をたらす、などの苛烈な行為を

41日間にわたり行った。


女子高生監禁していた家の両親は女子高生の存在を認知しており、

一度1階で一緒に食事を摂ったりした。その折、女子高生

「早く帰りなさい」と促し、一時は家を出たのだが、加害者の少年の一人が

連れ戻したので、結局監禁は続いて行われた。

1989年1月4日、「ギャンブルに負けた」という理由で、自力では立てなくなり

ほとんど動けなくなった被害者を2時間にわたって殴る蹴る、足をライターオイルで焼く、

鉄の棒で殴るなどのリンチを加え放置し、その結果被害者は死亡した。

翌日、被害者の死亡に気づき死体の処理に困った加害者たちは、遺体を毛布で包み

旅行バックの中に入れドラム缶に入れてコンクリート詰めにして、

東京都江東区若洲の埋め立て地(現在の若洲海浜公園敷地内)に遺棄した。


同年(平成元年)3月29日、別の事件で逮捕された際の取調中の加害者の供述により、

被害者遺体が発見されたことから事件が発覚した。



★1991年7月12日東京高等裁判所は、主犯格の少年Aに懲役20年、

少年Cに同5年以上9年以下、少年Dに同5年以上7年以下をそれぞれ言い渡した。

少年Bは懲役5年以上10年以下とした。

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