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【実録恐怖体験!/本当にあった、怒るラーメン屋2】

2015年03月04日 13:32

【実録恐怖体験!/本当にあった、怒るラーメン屋2】

【実録恐怖体験!/本当にあった、怒るラーメン屋2】


★この作品は実録です。

本作品は、実在する中華料理店に実際にお客として潜入したもので、

会話もすべてそのままに、恐怖度を(笑)盛り上げています。

この早春に、ジャパニーズホラーを(笑)ご体験ください。

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★今の時間は「相撲を見てるだろうから」ということでパチ屋の休憩所で一服していた。

「時々機嫌が悪いときがあるんですよ」矢野君はタバコをくわえ、静かに言う。

「この前、行ったときは7時ころだったんですけれど、ラーメン注文して、

わりと早く作ってくれたんですよ」矢野君は、ふぅ~っと煙を吐いて続ける。


「で、そのあと7時半ころサラリーマンが来て、やっぱラーメン頼んだんですよね。

でも、なかなか出て来ないんですよ。」 私はふむふむと、うなずき情報を聞く。

「注文したときは「はいよ」」とか言ってたんですけれど、手は動いてなくて、

テレビ見てるんですよ」私は相槌をうちながら、時間も忘れて熱中先生だ(古!


「そのうち、お客さんシビレを切らして、まだですかーっ!って言ったんですよ、

そしたら怒っちゃって、「今やってるよっ!!!」って大きな声で怒鳴られて

怒られたんですよ、でも作ってないのよ(笑)」


私は「で、客は何て言ったの?」と聞く。

矢野君はニヤニヤしながら言った。

「いやもう、すみませんって、下向いて謝ってましたよww」

「すごいラーメン屋だねえ」私はそんな店イマドキあるのか?と思いながら言う。

「もう、8時とかなって野球とか好きなスポーツ番組が白熱してくるじゃないですか、

そうするともう、お店閉めちゃうんですよ(笑)」 苦笑いする矢野君。


「前もこんなことがありました・・・・」

・・・・って、そんな店に矢野君、君は通っているなんてどういう神経してんだよ、

まるで修行道場じゃないか!しかし私は反面ワクワクして次の言葉を待つ。


「男の客がラーメン頼んだんだけど、途中でなんかギョーザが食いたくなったらしいんですよね、

それでまだラーメンは来てなかったんですけど、おじさんに

ギョーザお願いしまーーすっ!」って言ったら、






『さっきラーメンって言ったじゃないかっ!あと言わなかったじゃないかっ!』

って怒られたんですよ」

「ええーーっ!そしたらお客は?」私は尋ねる。

「あっ、すみません・・・って謝ってましたよ」

矢野君はそう言ってタバコをもみ消すと、一言つぶやいた。。



「ヤバいですよ・・・・・・・・・」

その、短いながらも矢野君の、そこを訪れた客のやるせない思いがこめられた、

ヤ ・ バ ・ イ ・  の一言。

経験に裏打ちされた、緊張の言葉が私を飲み込んでゆく。



突然矢野君が叫んだ。

私も我に返る。

「マズいっ!!6時過ぎた、そろそろ行かないとっ!」

来るのか、いや、いよいよ行くのか、

私は内心「怒られたら、どうしよう・・・・・・・」とドキドキしていた。

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本当にあった、怒るラーメン屋3】に続く。


≪3≫予告編


★「ここですよ・・・・・」

矢野君はまるでストーリーテラータモリのように妖しくほほえむ。

「入りましょうか!」

まるで初めて入るキャバクラのような、ドキドキ感と期待感(笑)

「先にどうぞ・・・」

矢野君に丁寧にうながされ、今度はなんか高級割烹料理店に案内されるような気分。


<つづく>

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