- 名前
- タオ
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- 東京
- 自己紹介
- 出会いを求めていますが、年齢を考えると、年齢差ある年上の男性に惹かれる「ファザコン」...
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言っちゃいけないこと
2015年01月24日 22:35
過去のブログ記事の再録です。
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女性が付き合っている相手の男性に「言っちゃいけないこと」についてです。当然これは男の側が女性に「言っちゃいけないこと」とも大部分重なっていると思いますが、微妙な差があるかも知れません。理屈ではなく、私の経験から考えてみたいと思います。
やはり身体的なことに触れるのは、どれだけ親しくなってもタブーだと思います。言った本人はもちろんそのことで相手が傷つくは思っていないことが多く、軽い気持ちなのでしょうが、たいがい言葉にした身体の部分や特徴は本人にとってコンプレックスになっているところなのでグサリとくるわけです。「やっぱり痩せてるよね」とか、「最近お腹が出過ぎ」とか、「髪が薄くなってきた」とかが典型でしょうか。女性の側には「男は女性ほど身体について意識していないよね」という先入観があるかも知れませんが、男性にもそれぞれコンプレックスはあるものです。身体の特徴は親から受け継いだもので自分ではどうしようもないわけですから、そこを指摘されるのは(男女とも)辛いことで、「言っちゃいけない」ことになりますね。
セックスにからむこともタブーがあります。「期待したほどじゃなかった」とあからさまに言う女性はさすがに少ないでしょうが(笑)、それに近いことをついポロリと言ってしまうのもご法度です。たとえば「もうちょっと続けてほしかったかな」とか、「もうちょっと頑張ってほしかった」とか、「あれ、もう終わり?」とか、これも励ますつもりだったり、あるいはもう一度挑戦してほしいという気持ちだったとしても男は落ち込みます(笑)。善し悪しは別にして、男の大部分はいまだにセックスを男であることの証としてとらえるバイアスに取り憑かれているので、そこに触れられるとプライドがもろ傷つくので、この場合は、自分の気持ちは言葉にせず、ぜひボディランゲージで伝えてあげてください。これは鉄則です(笑)
男がプライドに敏感であるのは、理屈からいえば、社会的に「男はかくあるべし」という暗黙の規範を押し付けられていることから来ているのでしょうが(同様に「女はかくあるべし」という規範も今も存在します)、実際のところこの規範(心理的なプレッシャー)は小さい時からビルトインされていて、自覚したからといってそう簡単には振り払えません。ですから、女性から見て「なんでそんなことにこだわるの?あまり大したことないでしょ」というようなことでも男がこだわっていることがあるものです。それは、趣味の世界だったり、自分のファッションについてだったりしますし、大きなことでは政治や社会に対する考え方だったり、子育てについての考え方だったりします。
ある小さなことに男がこだわっている、つまりプライドを持っているとすれば、そこにいきなり土足で踏み込んであれこれ批判するのはご法度です。もちろん女性の側からみて何らかの注文をつけたい場合もあるでしょう。たとえば男の趣味がコレクションでその置き場所に困っているとか。それはいいのですが、問題は話の持っていきかたです。まず男のこだわりを尊重し、その上でやんわりと注文をつける(かつ段階的に)のがベターです。
政治や社会に対する考え方や生き方とかの大きい話については、確かに男がプライドを持っている領域ですが、ここは「男の立場を尊重すべし」という理屈は通りません。女性の側にも当然自分の考え方があるわけですから、お互いに違っているとすれば議論になります。けれども、これはどっちが正しい、間違っているという決着はつかない領域なので、むしろ付き合いの最初の段階でお互いに確認しておくべきことだと思います。違っているところより、共通しているところが大きい場合にはOKですが、逆の場合は、相手に惹かれていても避けた方がいい。あとで問題になるとややこしくなるからです。
すこし脱線しましたが、要は「プライドから容易に抜け出せない繊細な男ごころにどうかご配慮ください」という女性へのお願いになるでしょうか(笑)。
このデジログへのコメント
とても、深くて勉強になりました。
ありがとうございます。
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