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有名なあの人の話:一人ではチャンピオンになれない
2014年12月20日 23:44
「一人ではチャンピオンになれない」 元プロボクサー、ガッツ石松さんの話♪
ガッツ石松さんは、元世界チャンピオンのプロボクサーでした。
子どもの頃は自分勝手なガキ大将だったそうです。
体の弱い父親は定職がなく、母親が力仕事で家計を支えていました。
兄弟は4人、家は貧しく、いつも腹をすかせていました。
転機となったのは、中学2年のときに問題を起こし、家庭裁判所に父親と行ったときのことです。
近隣の中学を束ねる総番長だった彼は、濡れ衣を着せられて、納得がいかないまま連れてこられたのです。
ところが、父親は、自分よりうんと若い係官に何度も頭を下げて頼みました。
「この子は決して悪いことをする子じゃありません。どうか許してやってください。親思いのいい奴なんです。お願いします。お願いします。……」
ふてくされるわが子の前で、父親は深々と頭を下げ続けたのです。
その目には、うっすらと涙さえ光っていました。
父ちゃん、すまない。彼も心の中で涙を流し、この日を境に悪ガキから足を洗うことを決意します。
その帰り道の出来事です。
生まれて初めて、ラーメン店に入りました。
父はラーメン一杯だけ注文しました。
生まれて初めて食べるラーメンに心躍った彼は、二人で一杯だけ頼んだラーメンを、 自分一人で食べてしまいます。
すると、父は微笑しながら残りのスープに水を足して飲み干したのです。
そうだった、父ちゃんも、ずっと腹を減らしていたんだ。
父親の空腹にさえ気づかない無神経さに腹が立ち、泣きたくなりました。
このときに彼は自分の心に誓うのです。
俺は必ず立派な人間になってみせる。
そして、両親を貧困から救ってやる!
それがボクシングを志す動機となり、苦しい練習や減量にも耐えていける力となりました。
…初めてしりました。家族思いの人って素敵ですよね♪
このデジログへのコメント
あのおとぼけガッツが
強かった時代も知ってます
そのきっかけのエピソード
やはり人に歴史あり
SYUZO-さん:そうですね。私は現役時代知らないけど家族の為となると特別努力重ねてたんだろうなと思います
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