- 名前
- ユリ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「紙の月」レビュー☆
2014年11月15日 20:20
宮沢りえ主演他。バブル崩壊直後の1994年。夫(田辺誠一)と二人暮らしの主婦・梅澤梨花(宮沢りえ)は、銀行の契約社員として外回りの仕事をしている。気配りや丁寧な仕事ぶりが上司や顧客に評価され、何不自由ない生活を送っているように見えた梨花だったが、自分への関心が薄い夫との間には、空虚感が漂い始めていた。そんなある日、梨花は年下の大学生・光太(池松壮亮)と出会う。光太と過ごすうちに、顧客の預金に手をつけてしまう梨花。最初はたった1万円を借りただけだったが、金銭感覚と日常が少しずつ歪み出し・・・。まっとうな人生を歩んでいたはずの主婦が起こした、巨額横領事件。彼女は何を手に入れ、何を手放したのか―。
6/10点!!池松くんが、どんどんラブシーン上手くなってる(爆)原作読んでます。原作では、梅澤梨花という女性が、横領に至る環境、感情の変化していく様、金銭感覚が麻痺していく様が丁寧に描かれて、非常に共感出来る作品なのですが、映画の、前半は、ともすると、梨花が若い男との情事にハマって、お金が足りなくて横領に走ったという印象を受けてしまいます(>_<) 中盤以降からは、梨花の、真面目で思慮深く、それでいて大胆で危うげな部分が全面に出始めて、物語が、梨花の手により一気に転がり出すので、面白かったです。普通の主婦に見えて、内側から滲み出る魅力や狂気を、宮沢りえさんが見事に演じきっていて、梨花という人間が、とても魅力的な、共感さえ出来る女性として、そこに居るので、引き込まれました。梨花が光太のどこに惹かれ、一緒にいたいと思ったのかを、もう少し丁寧に描いてくれていたら、梨花が何を手にいれようとして、何を失って、そして手にいれたかが、より際立ったのに、勿体無いと思いました。銀行の定期預金とか、お金の細かなやり取りも、仕組みが分かりにくいのも、一般目線で分かりやすく描いて欲しかったです。自分が何に縛られていて、だからこそ、得られているものがあって、何を得ようとすると、何を失うかを突き付けられ、考えさせられる作品です。東京国際映画祭・最優秀女優賞・観客賞授賞作品。2014年公開。
このデジログへのコメント
> GRAYさん
そういえばインターネットの検索ワードに実話で引っかかりましたね。実話なのか・・・あまり90年代感なかったです。ちょっと映画館で絡まれて泣きそうで、それどころじゃなかったからかも
> あ♪んさん
池松くん、舞台挨拶も見たことありますが、人見知りなのに、一生懸命貢献しようとしてるのがわかって、好青年ですよね(^^)舞台も声通りそうなので、いいですね。
> julianさん
使ったらだめだよって思って観ちゃうとww ホテルでの部屋中飛び跳ねてからのラブシーンはすべて池松くんのアドリブらしいです。宮沢さんが褒めてました。
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