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趣味は読書、「太陽の季節」

2014年08月24日 01:10

集英社文庫が発刊したばかりの頃、石原慎太郎の「野蛮人ネクタイ」という作品を読んだ。だが、もう内容はまるで憶えていない。「野蛮人の大学」という作品もあったと思う。
表題作の「違った太陽の季節」は読み終わった。発表当時は、衝撃的な作品だったろう。しかし、作品のそこかしこに、育ちの良さが出ていて、僕にはそこが鼻につく。中流階級の不良がかった子弟が、未熟な恋愛をして、不幸な結末を迎える話だが、どうも共感より、反発を感じてしまう。
僕が、結局は遊びのように、女性から女性渡り歩く主人公に、嫉妬を感じるからだろう。どうしても、石原裕次郎を思い浮かべて、あんなにカッコいいなら、モテて当たり前だと感じてしまうのだ。
はっきり言って僻んでます。

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