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ED

2014年05月23日 01:13

SPA!
20~40代向けニュースガイド
勃起力の低下が示す“深刻な病”の兆候とは?

日刊SPA!

 アラサー女性がお肌の曲がり角を迎えるのに対して、男性の場合、30代は勃起力の曲がり角とも言えそうである。勃つには勃つものの、中折れしたり硬度が落ちたりと、自分の勃起力に不満を感じた経験は誰しもあるはず。そんな思うようにセックスができない状態は、すでにEDの一種だということをご存じだろうか? ED治療の最先端で活躍するイースト駅前クリニック瀬田真一院長が解説する。



イースト駅前クリニック瀬田真一院長

「そもそもEDの定義とは、『満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または維持できない状態が少なくとも3か月持続すること』を指します。よく『ED=不能』と捉える人が多いのですが、完全に勃起しないケースは勿論のこと、中折れしてしまう、硬さが足りないなども含まれます。つまり勃起トラブルで満足な性交が行えないケースは概ねEDと考えていいでしょう。」

 EDの原因には大きく分けて、心因性(心理的・精神的な原因によるもの)、器質性(血管や神経の障害などによるもの)、そしてその2つが交じった混合性がある。また最近になって、中高年以降のEDの原因は、ほとんど器質(血管)の障害であるということが定説になりつつあるという。

「というのも、誰でも加齢と共に動脈硬化が進みますが、喫煙糖尿病、脂質異常症などがあると、動脈硬化のスピードが加速します。陰茎動脈は直径が1~2mmと、心臓周辺の動脈(冠動脈)の3~4mmに比べて非常に細く、血管径が細いがゆえに動脈硬化の影響が真っ先に体の中で現れる。そのため、動脈硬化の初期の身体的自覚症状としてEDが起こってくるではないかという点が注目されています。心筋梗塞狭心症になった人に聞いてみると、ほとんどがEDの症状を自覚していたという報告もあります。すなわち、動脈硬化が進むと将来、脳梗塞心筋梗塞など一瞬にして命取りになるような病気が起こり得る。それに先立つEDの段階でリスクを検出できる可能性があるのです。EDは今後起こりうる、深刻な血管障害のサインといえるかもしれません」

 こういった器質性EDは中高年などに多く見られる症状だが、「動脈硬化は加齢とともに進行し、生活習慣の乱れになどよって進行具合は人それぞれ」(瀬田院長)というので、早い段階から注視するに越したことはないだろう。

 また、瀬田院長のクリニックに来院する患者の場合、「器質性と心因性の両方が混ざった、混合性の人も多い」という。

「最近、特に増えているのは、奥様不妊治療を行っている患者さんです。不妊治療の初期の段階では、排卵日に合わせてセックスを行う『タイミング療法』を実施しているのですが、排卵日にセックスをしなくてはいけないというプレッシャーから心因性EDになっている方が多いようです。また昨今の晩婚化の社会背景もあり、ある程度お年を召した夫婦が多いので、そうなると心因性のウェイトが高いながらも器質性のファクターも持っているのです。ただ、いずれの場合も服薬で改善は十分望めます。『最近、全然朝勃ちしないなぁ』などと思ったら、すぐに正しい治療を受けたほうがいいですよ」

 勃起力低下は“深刻な病”の可能性も。“息子”からのサインを見逃すな! <取材・文/日刊SPA!取材班>

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