デジカフェはJavaScriptを使用しています。

JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。

pot

2014年05月11日 05:19

嗜好大麻 -なぜアメリカでは大麻が合法化されたか

PRESIDENT Online - PRESIDENT

先日、米オバマ大統領の「私もかつて大麻を吸っていた」という発言が話題となったが、アメリカで実際に大麻解禁の動きが広がっている。


図を拡大
コロラド州では嗜好大麻が合法に
コロラド州では今年1月1日から嗜好大麻の販売制度スタートした。これまで20州とワシントンDCで医療大麻の販売が認められていたが、嗜好用についてはコロラド州のケースが初めて。21歳以上の州民であれば一オンスまで購入できる。もちろん所持や使用も罪に問われない。

大麻の規制は、国連が1961年に採択した「麻薬に関する単一条約」が国際社会における基本ルールになっている。同条約大麻ヘロインコカインなどと並んで厳しく管理される薬物に分類されている。

ただ、実際の規制の厳しさは地域によって温度差がある。ヨーロッパは比較的寛容だが、アメリカ欧米諸国でもっとも規制が厳しい。そのアメリカで、なぜいま解禁の動きが出てきたのか。薬物事件を数多く手がける小森榮弁護士は次のように指摘する。

アメリカでも大麻に害があることを疑っている人はいません。ただ、リスクタバコアルコールと同程度という研究もあり、以前から他の薬物と同じように規制するのはおかしいという解禁論がありました。一方、膨大な予算を投入して規制しても状況は改善せず、税金無駄遣いだという声もあがっています。そこから刑罰で封じ込めるのでなく、非犯罪化してコントロールしようという動きが出てきた」

大麻有害性への疑念に加えて、「税金節約」が、大麻解禁の大きな目的としてあるということのようだ。

建築と社会」の関係をも大胆に問いなおす、プリツカー賞建築家グローバル思想(2014.05.09)

日本の部長の給料はなぜ、世界最低レベルなのか(2014.05.07)

2ページ

ただ、他の州にも解禁の動きが広がるかどうかは不透明だ。合法大麻は課税されるうえ、管理コストがかかるので販売価格が高くなる。そのため、結局は合法ショップで購入されず、非合法密売人だけが儲かるという可能性も指摘されている。そうなると、連邦当局も黙っていられない。

「州で合法化されたといっても、連邦レベルでは現在も違法であり、販売はもちろん、単純所持にも拘禁刑が定められています。現在当局は様子を見ている状態ですが、問題が起きれば摘発に動き、合法化を検討中の州もそれを見て委縮するかもしれません」

気になるのは日本への影響だ。日本も「麻薬に関する単一条約」を批准しており、大麻は他の薬物と同様、取り締まりの対象だ。単純所持の法定刑は5年以下の懲役で、アメリカより重い。小森弁護士によると、「約1回分にあたる0.5グラムを持っていたら起訴量刑は初犯なら懲役6カ月、量が多いと懲役1年、いずれも執行猶予付きが相場」という。

アメリカほど大麻違法使用が進んでいない日本では、税金節約の観点から「禁止するより管理すべきだ」と主張するような解禁論は少ない。たまに聞こえてくるのは「タバコと変わらないのにおかしい」という解禁論だが、小森弁護士見解はこうだ。

大麻タバコもよくないというのが日本国民の一般的な認識でしょう。タバコは、すでに普及しているため、禁止すると社会的影響が大きいという理由で許容されているだけ。現状では、あえて許容する方向には向かわないと思いますが、アメリカ連邦レベルで解禁したら、日本にも影響を与えるかもしれません?

このデジログへのコメント

まだコメントがありません。最初のコメントを書いてみませんか?

コメントを書く

同じ趣味の友達を探そう♪

  • 新規会員登録(無料)

プロフィール

杢兵衛

  • メールを送信する
<2014年05月>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31