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「ぼくたちの家族」レビュー☆

2014年04月28日 23:17

「ぼくたちの家族」レビュー☆

妻夫木聡主演他。若菜家は、息子2人、父と母の平凡な家族。だがある日、若菜家の母・玲子(原田美枝子)に「脳腫瘍」が見つかる。末期症状で、余命1週間の診断をされる。父(長塚京三)は取り乱し、長男の浩介(妻夫木聡)は言葉を失くし、次男の俊平(池松壮亮)は冷静を装う。やがて、“どこにでもいる家族”に潜んでいた秘密が表面化していく―。どうしたらいいか分からない、でも投げ出すことなんてできない。そして男たちは「悪あがき」を決意する―。

5/10点!!石井裕也監督の最新作です。しかも、普通に良い話かと思いきや、家族の業を描いた実話ベースの話でした。見終わった後、皆でヒソヒソ、「うちは大丈夫だろうか?」と話し合ってしまう、誰しもが抱える、抱えたくない家族とお金のお話です(>_<) 浩介と俊平は、典型的な、責任感が強く、繊細で真面目過ぎる長男、要領良く、周りからはあいつはいいなと言われるが、本当は物凄く怖がりな次男で、兄弟がいる方は、「ああ、これはうちの話だ。」と感じるのではないかと思いました。私は、長女なので、次男の俊平が、平静を装っていた感情を爆発させる場面が、うちの妹みたいで、いとおしく感じました。実家が、幾つもの消費者金融から借金していて、それとは別にまだ借金があってという問題に、正面きって向き合わなければならない場面があるとしたら、確かに、家族の危機の時まで、先伸ばしにするよなぁと、日頃から家族と、話したくない事まできちんと話し合わなければならないのだなと、痛感しました。大抵の家族は、いびつで、どこかしら、壊れていて、でも、壊れてるという事は、あとは、本人たちの考え方次第では、直すという前向きにしか進まないのではないかと思います。妻夫木くんの重圧に耐えて踏ん張る表情が、すごく良くて、彼は、彼メインの作品だと、必ずし深く印象に残る芝居をするなぁと思いました(^_^) この家族は男一家だから、お母さんが、お姫様みたいに、皆に大事にされてるけど、女一家だと、こうはいかないぞ、「8月の家族」みたいな惨状になる事もあるんだぞと、息子さんがいるお母さん方が、羨ましく思いました(^_^;) 2014年公開。

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