- 名前
- ユリ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
「ブルー・ジャスミン」レビュー☆
2014年04月24日 23:00
ケイト・ブランシェット主演他。かつてニューヨーク・セレブ界の花と謳われたジャスミン(ケイト・ブランシェット)。今や裕福な夫との結婚生活も資産もすべて失い、サンフランシスコの庶民的な妹宅に身を寄せていた。しかし、過去の栄華が忘れられないジャスミンは、不慣れな仕事と勉強に疲れ果て、精神のバランスを崩してしまう。やがて何もかもに行き詰った時、理想的なエリートの独身男性とめぐり会い、彼こそが再び上流階級にすくい上げてくれる存在だと思い込むが・・・。ロマンティック・コメディ路線から一転、ウディ・アレン監督がシリアスな作風にチャレンジした本作は、ひとりの女性の転落人生とその複雑な胸の内をあぶり出す人間ドラマ。名曲「ブルームーン」のメロディに乗せて描かれる、あまりにも残酷で切ない、ジャスミンの運命とは―。
9/10点!!物事の真髄を見ようとせず、離れるタイミングを見失ってしまった女性の物語です。女性は、男性や富、今ある生活、それだけでなく、色々なものに執着して捨てられない生き物だから、ジャスミンの生き様は、身につまされるのではないでしょうか。ケイト・ブランシェットの怪演が、とにかく凄くて、オスカーも大納得です!気品溢れるセレブの顔、心を病んで目がどこかにイッてしまっている顔、憔悴しきって一気に老け込んだ顔、一時間半の間に、次々と色々な表情を使い分ける彼女に、終始、圧倒され、釘付けでした(@ ̄□ ̄@;)アレン監督の、いつもの毛色とは違っていましたが、ロマンティックな場面で魅せる、あのフワフワした素敵な空間にトリップさせてくれる感じは、今回も健在です。甘いチョコレートだったような、焼けるような毒だったような・・・。ただ、ジャスミンは堕ちていく主人公だから、いいですけど、周囲の登場人物、妹のジンジャー、その彼のチリ、誰も何も成長しないので、物語に、希望が一筋もないです。女性が、取り繕って、男性に見せないようにしている姿が、嫌という描かれているので、男性の方は、ぜひ、怖いもの見たさでどうぞ。女性の方も、自らを省みるつもりで、ぜひ。ただし、一緒に行くのはお薦めしません(^_^;) 2014年公開。
このデジログへのコメント
これ、みようかどうか悩んだんですが、やめちゃいました。。覚悟決めてみないとですね。。。
> しゅんさん
覚悟が必要なんですか?私はケイトの演技に感情がひっぱられそうになったので、ある意味覚悟は必要かもしれませんね。でもすごく良かったですよ。
コメントを書く