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細胞生物学的に正しいダイエット
2013年06月11日 12:44
食事量カット=>空腹感=>ダイエット挫折
という話をよく伺いますので、空腹感を伴わないダイエットの方法を。
食事量を変えず、中身を変えましょう。
糖質・脂質を減らし、代わりに蛋白質・繊維質・ビタミンを増やすのです。
食事量は変わりませんので空腹感に苦しむことはありません。
僕のセッションでもたびたび減量報告を頂戴しますので、
ご興味ございましたら是非一度お試し下さいませ。
(画像:Yahoo!Japan画像検索による「栄養表」の検索結果4番目)
***
人間のカラダって何で出来ていますか?
「水」と答えた方、確かに水が6割です。
しかし、中学・高校で生物、特に細胞のことを少しでも学習した方でしたら、
ここはぜひ「蛋白質」と答えて下さい。
人間のカラダは60兆個もの細胞の集合体です。
細胞には寿命があります。
60兆個の細胞全部が同時に寿命を迎えると人間は死んでしまうので、
毎日どこかの細胞が死んでは生まれ、死んでは生まれして、
パッと見たところ昨日と同じ今日の姿を維持しているわけです。
これを新陳代謝と言います。
で、この細胞、いったいどんな物質で出来ているのでしょうか?
答えは「蛋白質」です。
つまり、蛋白質が無いと細胞の新陳代謝が出来ないのです。
必要な蛋白質量を食事で摂れないとなると、
新陳代謝のスピードを落とす(※1)ことで、カラダを維持することになります。
肌の細胞でしたら20日で新陳代謝していたところが30日になったりするわけです。
パッと見て「老けた?」と言われてしまう訳です。
「痩せてキレイになりたい」貴女にとって、この状態、ヤバくないですか?
ですから、たとえダイエットをするにしても、
蛋白質の摂取量を減らすのはやめましょう。
***
ちなみに(※1)新陳代謝のスピードを落とす、という話。
「どうしたらそんなことが出来るの?」と不思議に思われた方は、なかなか勉強熱心です。
ホルモン量の増減で新陳代謝のスピードを調整しています。
新陳代謝を高めたいときは、成長ホルモン・甲状腺ホルモンの量を増やし、
落としたいときは量を減らすのです。
ホルモン量の増減は、通常、脳が決めていますが、
遺伝・手術・ストレスなど何らかの原因で、特に女性は、
甲状腺の機能異常が起こりやすいとのことです。
甲状腺機能が高すぎると甲状腺ホルモン過多(バセドウ病)、
低すぎると甲状腺ホルモン過少(橋本病)となります。
バセドウ病の方は、新陳代謝のスピードが速いので、痩せ傾向、
橋本病の方は、新陳代謝のスピードが遅いので、肥満傾向、
ということになります。
特に、短期間で体重の大きな増減があった方は、
これらの病気を疑う必要があると思います。
内分泌科の専門領域ですが、
内科でも「橋本病ではないでしょうか?」と言うと、きちんと調べてくれるとのことです。
ダイエットに励む前に是非一度、受診してみて下さい。
このデジログへのコメント
私も橋本病でしたレスが続いてイライラケンカも絶えなかった夫婦生活
離れて落ち着きましたHは大事ですね
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