- 名前
- エンドウ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 40歳
- 住所
- 愛知
- 自己紹介
- 飲食店で激務の傍ら、休日は愛車と気ままなお出かけをすることが多かったのですが、最近は...
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押し売りが来ました
2005年07月26日 21:54
人類最大の発明は火を起こすことであると聞いたことがあります。
それをターニングポイントとして文明が発達したというわけですね。
実際のところ、学者さん達がそれに対してどのような評価を下しているのかはわかりません。
ただ、歴史を振り返っても現在の生活に照らし合わせても、火というのは大きなウェイトを占めていると考えて間違いはないと思います。
しかし、エンドウさんはもうひとつ、とんでもない発明品があるだろうと考えました。
生きていく上で欠かせないものであり、時として人の心さえも左右して争いの火種にもなるアレです。
金ですよ。
発祥は物々交換をより円滑に行うために現れた代物であったと思いますが、今では金銭欲なんていうものを生み出したように、人間を構成する要素のひとつといっても過言ではないかもしれません。
今の日本は消費社会で販売促進のための広告はがんがん出ていますし、流行もころころと変わります。幾重にもカモフラージュを施して、供給する側が売りたい物を消費者に買わせるように誘導しているのが現状です。
中でも質が悪いのが、いわゆる押し売りですね。
これはもう、本当に必要のないものをあたかも必需品であるとばかりに売りつけようとしてきます。しかも人間の不安やら見栄やらの心理をうまく突くよう、言葉巧みに迫ってきますから厄介です。
そんなもん要らんわ!と思っていてもジャブを食らってしまうこともありますよ。
押し売りの片鱗はいくつか見てきました。
みんなが使っていて成績アップ確実な教材は要りません。
シミやソバカスがきれいになくなる美顔機も要りません。
独自のルートで安く仕入れたダイヤなんて如何わしいにも程があります。
この幸運を呼ぶ壷で私は幸せになりました?
そんなものは君達で共有していなさい。
金を巻き上げるためとはいえ、よくもまあそんなことを思いつくものです。
ある意味、感心してしまいますよ。
そんなわけで様々な切り口で攻めてくる彼らですが、今日はすごいのが来ました。
家でだらだらしていていましたら、チャイムを連打する輩が来たので玄関を開けたのですよ。そこには工事現場から抜け出してきたようなおっさんが立っていました。
どうみても他人様のご自宅を訪問する格好ではない上に、タバコを吸いながらというふてぶてしい態度でおっさんは口を開きました。
「兄ちゃん、お宅の庭あんまり手入れされてないな。どこかでやってもらってないのか?」
うわ、剪定の押し売りだ!!
「はあ・・・定期的にやってもらってるみたいっす」
そうは言ったものの定期的にやってもらっていたのは二年前までの話で、現在は何もかもぼーぼーでwild rushなエンドウさんちのお庭。業者さんもそこに目をつけて乗り込んできたのでしょう。
おっさんの態度があまりにも好感を持てるものではなかったし、俺が依頼することでもないのですごいやる気のない感じでお断りしました。
俺相手では話にならないと思ったのか、おっさんは食い下がろうとせずにおとなしく引き下がりました。
一件落着です。
金稼ぎにかける情熱には凄まじいものがあります。
押し売りというのも一種の詐欺ですよね。
必要のないものを売りつけるということは、悪意があるということです。
他人をだましてでも金を手に入れたいという、金銭欲のベクトルがへんてこな方向に向いてしまった一例ですよ。
それにしても剪定の押し売りとは恐れ入りました。
具体的なものを売りにくるだけでなく、そういったサービスまでも手段のうちに含まれるのですね。
しかし、必要もないリフォームを強固に勧めてくるという詐欺もあることですから、ありうるパターンなんでしょう。
売れるものは黙っていても売れます。
わざわざ自宅まで乗り込んできたり街頭で攻めてくるのは、ある意味そうでもしないと売れないからなんですよ。
そのために売り方はますます巧妙になり、騙すか騙されるかのいたちごっこのような感じになってしまっているのではないでしょうか。
つくづく、何でもありの時代なんだなあ・・・と思ってしまいました。
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