遠い空の向こうに

私が以前から考えていた漫画のストーリーで
田舎の科学館に勤めている20代の女の子が
ネットで知り合った男性に出会ってそれが実は
隣の家に住んでいる高校生の男の子だったというストーリーがあった。
作品のログラインとしては、
織姫と彦星は地球から見ると隣り合って見えるけれど
実際はとてつもなく遠く離れている。
それを二人に置き換えて話を進めていきたなと思ったのです。

この作品は一年位前に
考えて、当初は二人の出会いだけを
中心に書いたんだけれど
どうしてもこの作品に関して
私なりに思い入れが深くて
もっと面白くするにはどうしようかな～と
頭の隅っこで考えていた。

で、結果
当初は特別とりえもなかった相手の高校生の男の子が
ロケットの開発者に将来なりたいという夢を持っていて
実際にモデルロケットを作っているという設定に至ったのでした。

そこで実際にモデルロケットを題材にした映画を探したところ
遠い空のむこうにという実際の宇宙飛行士の自伝を
映画にしたものを見つけました。
アメリカではモデルロケットの大会が盛んで
大会で優勝すると大学の奨学金がもらえたりするんだそうです。
主人公は炭鉱にすんでいて、厳しい父親は彼が宇宙飛行士に
なりたいといっても聞く耳を持ってくれません。
そこで大学に通うために彼はモデルロケットを作って大会に
でるのですが、ロケットが暴発したりしてうまくいかない…
それでも女性教師の協力もあって彼は大会で優勝し、大学へ進学できた～という話なのです

しかもこの作品も、主人公の高校生男子と女性教師の関係が
重要なファクターになっているのです。
まさに私の捜し求めていた作品に近いものでした。

探せば以外と自分が探しているジャンルってあるもんですね。