トンでも

今日はウェブ学校の最終日で、生徒全員が
作成したウェブサイトをを披露する日であった。

みなさん、まるでプロ並みにサイトをきっちり
作成しておられ非常にびっくりした。
かくいう私も、なんとか自分のサイトが出来上がるまで
がんばってみたのである。最初は出来るのか不安だったが
結果的に出来上がったのでよしとする！

私の隣に座っているアレルギー女性との顔合わせも
本日で最終日であるが、彼女はこの数週間登校していなかったのだ。
でも、例のガーネットクロウの歌詞サイトは
出来上がっていたのでそれを発表するもんだと
思っていたら、昨日になってまったく新しい
別のホームページを作成し始めていたのである。

そのホームページっていうのが
R大学のテニスサークルのなのであるが
あくまでサークルであって、本家のテニス部ではない。

彼女とは今日はいろいろと話すことができたのであるが
私の感想から言うと、意味わかんね～この女！
ちょっと私よりもひどいんじゃね？
という感想を持ちました。

彼女はやたらいろんなことに手を出している
人で、この前は英語がやりたいとか絵が書きたいとか
昨日はテニスをやりたいとか、言ってたんだけれど
今日はなんだか次の仕事は営業がしたいとか
わけのわからんことをいいだしたのであった。
私は無難に営業はやめておいたほうがいいですよと
返答するも、彼女はうーんと考えてやめとこったかな～
という感じであった。

しかし、それだけではない
話をよく聞けば昨日、サイトを作るために
授業を途中で退席し、どこへ行ったのかと思えば
なんと京都の大学まで行ってテニス部の写真を撮ろうと
したそうである。が、結局、写真は一枚も取れないで
帰ってきたとのことであった。

彼女は自分が卒業したR大学のことを
かなり誇りに思っていて、多分自分自身に相当自信がないのだと思うが
R大学を出たから、私はなんでも出来る！と思い込んでいる
のではないだろうかと思うのであった。

突然、R大学の機関紙を見せられても
私からするとほぇ～という感じで
そんな暇あるならとっととホームページつくれよこのやろ
とか思ったのであった。

最終的に、彼女はほぼ未完成のサイトを
生徒たちの前で発表したのであるが
「伝統と誇りあるR大のテニスサークルのサイトをつくりました。」
としゃべっているが、写真も説明もなんにも
ないので見ているこっちはどこに伝統と誇りがあるんじゃ！
と突っ込まずに入られない出来栄えでありました。

それだけではなく、発表の途中なのに
突然、私は話すのが得意じゃありませんといって
終了してしまいました。こういう発表の終わり方は
はっきり言って初めてだったのでびっくりでした。
普通は短い発表でも、以上ですくらい言うんだけれどな。

んでもって彼女から言われた言葉は
私をびっくりさせました。
彼女も私が男性だと思っていたようですが
私のように変わっている人には会ったことがないということでした。
んでもってとどめに言われたのが。

「もっとポマっちさんは傷つくべきだ！」

とわけのわかんねーことを言われ
さすがの私も拍子抜けいたしました。
彼女は発表のあとも下手なプライドが傷ついたのが
我慢できかったらしく、机の上で
めそめそ泣いておられました。
私は人に馬鹿にされまくったり、怒られまくったりしたので
ドジしても泣きませんが、おそらく彼女のなかでは
綺麗なHPを作成して、まわりの人たちから
憧憬の目で見られる自分の姿を思い描いていたのでしょう。
もうそれが悔しくてたまらないのだろうと思いました。

というわけで、彼女は私以上にトンデモ
だったという結末に至りました。