- 名前
- 瓦礫の月
- 性別
- ♂
- 年齢
- 67歳
- 住所
- 茨城
- 自己紹介
- 瓦礫のかけらにも雨が滲み渡り伝い流れて、いつしか差して来た月の光にぬれて造る影の濃く...
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風景画に人物を入れる
2006年08月18日 00:30
入れないは、
大した問題ではない
かも知れない、
藁屋根の民家
よく見られる農村風景は、別に人を描かなくとも
それだけで人々の
生活が見えて来るし、
その屋根の下で
営まれる、善いにせよ、
悪しき物にせよ、
人間的雰囲気が
感じ取れるからだ。
芥子粒程の人間なり、
犬なり、猫を
描いて見る
描いて置きたいのは
その人の趣味の問題、
モネの水辺の風景でさえ、
人間など介在しないのに
充溢した人生を送り、
その光のたゆたい、
きらめきを感じ取れる
人間の存在、
ひいては共感する私達の
喜びを背景に感じ取れるのだ。
ユトリロの壁である。
問題は、
人間を拒否し、
生活を断罪し、
犬一匹さえ通らない、
決して通る事のない通り
冬ざれた教会の
通りの、
決して通る事も許されない教会の中へも拒否されている人間の存在、
又それに感じ入る
私達の存在は、
ユトリロの壁の色を持ってしか描けない、
人物のあるなしでない
人間の
存在の色の、
くすんだ、よく遊んで来た海岸の砂を練り込んだ....
白の
汚れた壁の、
拒絶しながら不思議と
あたたかい
人間を描くよりも、
滲み出ている
存在のblanc...
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