北海道の木彫り熊

僕がこどものころどの家に行っても一家にひとつは北海道のお土産としてあったものです。
でもこれは大正時代に北海道の開発をしていた徳川家の末裔がヨーロッパ旅行に行ったときスイスで買ってきた熊の木彫りを手本にして北海道の土産物としてアイヌの人たちに作るように広めたんですって（出典：芸術新潮）。
バリ島のケチャダンスなんかもオランダ人が観光の目玉に創作したものですしね。

ゴールデンウィーク何処に行こうか考えてて昔行った所思い出してると付随して思い出しました。

　東北は余震で落ち着かないし下手すると帰ってこれなくなるしね。

　ゴールデンウィークは政治家がみな外遊していなくなるし、医者も金満日本のお金当てにして学会が世界各地で開かれて、病気をすると名医が日本にいないなんてこともありました。
　大学病院にいたとき心臓の内科専門医が全員アメリカに行ってしまってて代議士が心筋梗塞で入院してきて研修医しかいないため心臓外科医の僕が主治医になったこともあります。
もちろんあとで大学本部にばれて大目玉。
でも翌年もやっぱりみんな外国にいってたなあ。

　ケニアのナイロビが国際会議の中心地だったこともあるけどその後の政情不安でいまは名残もありません。アフリカ原住民の作ったお面がお土産で１０個も貰った事もありましたね。

　韓国のキムチのお土産は悲惨でした。
若い研修医が５０人分くらいビニール袋ひとつづつ買ってきてくれた気持ちはありがたかったけど、みんなそんなの要らないし一袋５０円くらいでしょうし。
ほとんどの医者が家に持って帰らないでロッカーに入れっぱなしにしておいたら、１週間後くらいに、マシンガンで銃撃を受けたような爆発音。
　ババババッバ、ドキュウーン。

　ロッカーの中で発酵したキムチがビニール袋パンパンになって破裂し、白衣は真っ赤、臭いは焼き肉屋。
ほぼ同時にすべてのキムチが破裂。
みんな家に持って帰ってなかったのでお土産くれた研修医を怒るわけにもいかずいまだ語り草になってます。
韓国のお土産キムチやめましょうね。
お土産って難しいよね。

　アメリカのテネシーに行ったときバーボンのジャックダニエルくらいしか思い浮かばなかったので１ガロン（４リッター超）の瓶４本買ってきたら１６本分の関税かけられ、１０００円のウイスキーに４８０００円払えですって。お金なかったので、そのまま荷物取引所に置いてきちゃいました。高いお酒でも安いお酒でも持ち込みのとき同じ料金で７２０ｍｌあたりに関税かかるんですって。みなさんも気をつけましょう。無税は７２０ｘ４までですよ。

おともだちになったらお土産かってきてあげますよ。
お土産って選ぶの楽しいよね。

それじゃ、早く行くとこ決めなくちゃ。