思ったより簡単(1)

思わせぶりな続き物の前半。
もう半年くらい前のことです。私のカバンにはデジカメが入っていますが、そのカバンの口が開いていました。
その状態で気づかずに自宅をでて、少し歩くと「ガタン」という音がしました。
ふと見るとデジカメが地面に落ちています。どうやらカバンから地面へ素早く移動したようです。
このデジカメ、イタリアではベッドの上から床（リノリウムみたいな感じでちょっと固め）までも一気に移動したことがあり、その時電池を止める留め金が壊れ、手で押さえないと電源が入らなくなったというシロモノです。
ほかにも何度か机の上から床まで移動したことがあります。

そんなわけで「あ、落ちちゃった」と思っただけでしたが、拾い上げるとなんと電源が入りません。
ウンともスンともいわない、とはこのことで、どこをどう押さえようがまったく全然電源が入りません。
それはそれは見事な壊れ方です。
見事にデジカメの秘孔をついた…って書くのは年寄りの証拠か?…ようです。
あまりにも見事な壊れ方にショックを通り越して「いやー、デジカメを壊すのって思ったよりずっと簡単なんだ」と感心するばかりでした。

なお、この壊れたデジカメは、その前のデジカメの液晶がダメになったから買い換えたものなのですが、マニュアルモードがなくてちょっと残念なデジカメでした。
なので、「これはきっと私に新しいデジカメを買え、とのお告げに違いない」と思って、壊れたものより性能がよくマニュアルモードもあり、しかも値段が安いデジカメを買ったのでした。

私の主観で間違っているかもしれませんが、キャノンのデジカメは、きれいな絵はとれるけれど、壊れやすい、ような気がします。