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真弓監督続投!
2010年06月17日 08:25
真弓監督、来季も続投!阪神方針固めた
2010/6/17 7:51 配信サンケイスポーツ
阪神が真弓明信監督(56)に来季も続投要請する方針であることが16日、明らかになった。球団首脳が明かしたもので、2年契約の指揮官の2年目となる今季はここまで32勝26敗1分と好成績。故障者の続出や世代交代の波など難しい状況下で、首位・巨人と3ゲーム差をキープしていることを評価し、3年目も託す。
交流戦を終え、首位・巨人を追撃する真弓阪神の背中を、球団も力強くバックアップする。2011年も真弓に託す-。2年契約の2年目となる今季、ここまで貯金6の2位と奮闘している指揮官に、来季も続投要請する方針が固まった。球団首脳が明かす。
「このままいけば、代えるつもりはない。誰が見ても、そう思うでしょう。けが人が多い中で、よくやっている」
08年のCS前、巨人に大逆転で優勝をさらわれた岡田監督(現オリックス監督)が、辞意を表明。“寝耳に水”の球団が急きょ、白羽の矢を立てたのが、真弓監督だった。
選手の高年齢化が急激に進み、過渡期にさしかかっていたチーム。最も難しい時期にバトンを託された新指揮官は、昨シーズン思うような野球ができずに4位に終わった。
しかし今季は、赤星氏の引退や今岡、ウィリアムスといったチームの主力が抜けた分、城島の加入などで「血の入れ替え」が奏功。重量打線を形成した。さらに若手の大和やD5位・藤川俊(近大)も積極的に起用。ここぞの盗塁から決勝点をもぎとるなど機動力野球も推し進めた。
「現場から遠ざかっていたので1年目は実戦勘など苦労していたが、今年は勝負に賭ける意気込みが伝わってくる」とは前出の球団首脳。先発3本柱の岩田、能見を故障で、安藤を不調で欠く苦しい投手事情も何とかやりくり。結果を残してきた。ここ数年顔ぶれの変わらなかったチームが、新生タイガースとして動き出している2年目。真弓監督に3年目のタクトを預けることに、異論は出ない。
別の球団首脳も、「続投? その方向であることは間違いない」とコメント。「複数年が切れた後は、1年1年と思っている」。来季以降は単年契約が基本線だが、チームの進む道にブレがなければ、長期政権になる可能性も出てくる。
もちろんすべてに、「いまの状態なら」という注釈がつくのは確かだ。例え優勝を逃したとしても続投方針に変わりはないが、もしここからAクラスも逃すような大失速があれば、ファンが、世論が、続投を許さないのが人気球団・タイガースの宿命…。それは2年契約での就任時から、「1年勝負」と公言してきた真弓監督にとっても、望むところでもある。
残り85試合。虎将の目に映っているのは、優勝だけ。しかしその背中は、球団からの強い信頼という後押しが加わった。
[ 2010/6/17 7:51 更新 ]
サンケイスポーツ
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