初戦つまづいた・・・・・・

阪神、拙攻に拙守…日本ハム・ケッペルを打ち崩せず
2010/5/12 21:00 配信サンケイスポーツ
阪神、拙攻に拙守…日本ハム・ケッペルを打ち崩せず
投球する阪神先発の久保（写真：サンケイスポーツ）


　（交流戦、阪神２－４日本ハム、１回戦、日本ハム１勝、１２日、甲子園）貯金を７つ蓄え迎えた交流戦。シーズンの勢いを持ち込みたかった“開幕戦”だったが、拙攻と拙守でつまずいた。

　まず一回。一死から平野が中前打を放つが、続く鳥谷の打席で二盗に失敗。二回も、ブラゼルが一死から中前打でチャンスを作るが、後続が二塁にすら送れず無得点。嫌な空気が漂いはじめると、守備でほころびが出た。

　四回だ。久保が１点を失った直後だ。小谷野の右中間への打球を、桜井がグラブに当てながら落球（記録は二塁打）。ミスでピンチを招くと、ツキにも見放された。二死一、二塁から、高橋が放った二塁ベース付近へのゴロがイレギュラーバウンド。捕球しようとした鳥谷のグラブを打球がすり抜け、痛い２点目を喫した。

　七回に鳥谷の四球を足がかりに、一死一、三塁の好機を作るが、ブラゼルの遊ゴロの間に１点を返すのが精一杯。今季すでに４勝（１敗）を挙げている日本ハムの先発・ケッペルを打ち崩せなかった。

　ハムの新助っ人とは、オープン戦で２度対戦しているが、いずれも攻略しきれずに敗れた。和田打撃コーチは「真っすぐに力があって、ストライクゾーンの中でボールが動く。しっかりと自分のスイングをしないと、なかなか打てない」と分析。九回に鳥谷がソロ本塁打を放ったが、またも苦戦を強いられ初戦を落とした。