この２０年

２０年前の今日、ベルリンの壁が壊されました
冷戦と言われた東西の争いが、４０年かかってやっと終わった
その後の世界は驚くほどの変化です

しかし日本はどうだったかと考えると、殆ど変らずじまいです
いや、バブルを仕掛けられ、それが終わった時、日本は完全に伸びを失った
アメリカの土地を買い漁り、企業を銀行まで買収仕掛けた
アメリカが焦らない訳が無い
ソ連が無くなった時、アメリカにとっての敵は日本になった


リクルート事件で竹下さんが辞めた後、宇野さんと海部さんではあの危機を乗り切れなかった
あの事件もアメリカのリークでしょう
宮澤・細川・羽田・村山と続き、また旧田中派の橋本・小渕と続く
アメリカにとって、田中派は因縁の間柄
どうしても力を落したい

２０００年の森さんからは、今年の選挙までアメリカ寄りの清和会が続きます
この間の１０年足らずに日本がどうなったか
思い出すまでも無い
国民全員が中流という、世にも稀ないい国だった日本
それが貧富の差が開き、国民の半数以上が貧乏人になった


アメリカに盾突いた結果がこれです
日本は冷戦時代ほど、アメリカにとって価値は無い
唯一の価値と言えば市場としての日本
人口が減り、購買力もますます減る日本にはそれももう無い
日本がこれから先生き残るにはどうするか
アメリカと中国の覇権争いに、上手く立ち回る以外にありません

今日どこかの新聞に、中国の三国志のことが書いてあった
２位の日本と３位の中国が手を結び、トップのアメリカと争う
おそらく今の政権は、これも考えているのでしょう
しかし今の日本なら、完全に中国に飲み込まれてしまう

子供が減り、お年寄りが増える社会では太刀打ち出来ません
社会保障費だけで精一杯
戦うお金が無い
２０年前に何の打開策もせず、先延ばしにして来た結果がこうなったのです
こうさせたのは我々国民
仕方がありません


鳩山総理の言う「友愛」を考えると、
昔の豊かさはもう無理、だからこそみんなで助け合う
それが言いたいのではないかと思います
あれが欲しい、これがしたい
それを少し我慢すれば、みんながこれ以上酷くはならない
それが言いたいのかな


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